PRIMECLUSTER システムに障害が発生した場合は、調査に必要な以下の情報を、クラスタを構成するすべてのノード、およびクラスタ管理サーバから採取します。それからカスタマサポート担当者に連絡してください。
PRIMECLUSTER の調査情報
PRIMECLUSTERのエラー調査に必要な情報
fjsnap またはFJQSS (4.3A40以降) を使用して採取します。
FJQSS対応している他のミドルウェア製品と同時に資料採取したい場合は、FJQSSを使用します。
システムの調査情報
ハードエラー、OS のエラー発生時、パニック発生時またはノードにログインできない時に必須となる以下の資料を採取します。
システムダンプ
XSCF のログ ( SPARC M10 、M12 、SPARC Enterprise Mシリーズ のみ)
SCF (※)ダンプ
※ SCF :System Control Facility (以降 SCF と略します)
SF のデバッグ情報
"8.3 SF をデバッグモードにする" を参照してください。
クライアントの Java コンソールまたは Java 実行ログ
"PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書" の " Java コンソール" または "Java 実行ログ"を参照してください。
クライアントの画面のハードコピー
"PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書" の "画面のハードコピー" を参照してください。
クライアントで RC2000 を使用している場合には、クライアントの RC2000 の情報
"RC2000 ユーザーズガイド" の "トラブル調査情報の採取方法" を参照してください。
アプリケーションに障害が発生している場合は、アプリケーションの調査用資料
障害が再現可能な場合には、障害再現手順マニュアル
注意
障害情報をカスタマサポート担当者に報告する際は、エラー調査に必要な情報を正確に採取する必要があります。採取した情報は、問題の確認および障害再現の実行のために使用されます。よって、情報が正確でないと、問題の再現および診断に時間がかかってしまうか、それらが不可能となる場合があります。
調査用資料は PRIMECLUSTER システムのすべてのノードから速やかに採取する必要があります。特に、fjsnap または FJQSS (4.3A40以降) が採取する情報は、障害の発生後に時間が長く経過すると、必要な情報が失われてしまうことがあるので注意してください。
ノードが強制終了している場合は OBP モードで sync を実行し、システムダンプを採取してください。