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PRIMECLUSTER  かんたん設計構築ガイド 4.6
FUJITSU Software

3.3 Ansibleを使用して構築する場合

  1. クラスタシステムの設計

    前述の方法でクラスタシステムを設計します。

  2. 構成情報のエクスポート

    クラスタシステムのエクスポートは[エクスポート]画面で実施する作業です。詳細は、“4.4 エクスポート画面”を参照してください。

  3. 出力した構成定義ファイル、クレデンシャル情報更新スクリプト(credential_update.py)、playbook(pcl-easyconf.yml)を FTPクライアントソフト等を使用してAnsibleノード上に配備します。

    参考

    • クレデンシャル情報更新スクリプトおよびplaybookは、PRIMECLUSTER製品DVDのdocuments/easydesign/devops-option 配下に格納されています。

    • クレデンシャル情報更新スクリプトは、構成定義ファイルに含まれる構成情報に対して、各クラスタノードのユーザIDやパスワード、強制停止機構を設定するために必要な認証情報を加える対話式のスクリプトです。
      例えば、PRIMEQUESTの場合であれば、強制停止に使用するMMBのユーザ名とパスワードなどを入力します。

    • playbookはAnsibleが実行する手続きを示した定義ファイルです。詳しくはAnsibleのマニュアルを参照してください。

  4. Ansibleノード上で以下のコマンドを実行し、コマンドの出力内容に従ってクレデンシャル情報を入力してください。

    $ cd [クレデンシャル情報更新スクリプトの配置先]
    $ python credential_update.py --add
  5. クラスタの構築

    Ansibleノード上でplaybookを実行します。

  6. 構築が完了したら、以下のコマンドを実行し、クレデンシャル情報を削除してください。

    $ cd [クレデンシャル情報更新スクリプトの配置先]
    $ python credential_update.py --remove
  7. シャットダウン機構の状態確認

    以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構の状態が InitWorked または TestWorked となっているか確認してください。TestFailed または InitFailed が表示された場合は、管理LANの設定情報と手順4.で入力した情報に誤りがないことを確認し、再度、手順1.~手順6.を実施してください。

    # sdtool -s
  8. RHOSP環境の場合、“3.4 RHOSP環境で構築する場合の注意”を参照して、シャットダウンエージェントの設定変更を行ってください。
    RHOSP環境以外の場合、本手順は不要です。