複数のシステムファイルが破壊された場合のリカバリ順序、および異常時のシステムメッセージとリカバリ方法について説明します。
注意
アーカイブログファイルが破壊された場合のRDBディクショナリおよびデータベースのリカバリでは、FWモードでのリカバリはできません。
複数のSymfoware/RDBの資源が破壊された場合は、リカバリの順序に従ってリカバリしてください。
参照
リカバリの順序は、“RDB運用ガイド”の“複数の資源が破壊された場合のリカバリ順序”を参照してください。
Symfoware/RDBのシステムファイルに異常が発生した場合のSymfoware/RDBの振る舞いを以下に示します。
ファイル | 異常発生時のSymfoware/RDBの振る舞い |
---|---|
RDBディクショナリ | qdg03121u メッセージを出力 |
RDBディレクトリファイル | qdg12666u メッセージを出力 |
ユーザロググループ用RDBディレクトリファイル | qdg13274uメッセージを出力 |
ロググループ管理ファイル | qdg13132u|qdg13134uメッセージを出力 |
ログ管理ファイル | qdg12251e|qdg12434u|qdg12443u|qdg13239iメッセージを出力 |
テンポラリログファイル | qdg12111u|qdg12440u|qdg12441u|qdg12442u|qdg13239iメッセージを出力してSymfoware/RDB強制停止 |
アーカイブログファイル | qdg03815u|qdg12250u|qdg12275w|qdg12483u|qdg13239iメッセージを出力 |
監査ログデータベース | qdg13430u | qdg13431u | qdg13440u | qdg13441u | qdg13453u | qdg13460u | qdg13463u | qdg13514i メッセージを出力 |
証明書ファイル、サーバ秘密鍵ファイル | qdg14338u|qdg14339u|apc00057u|apc00058u|JYP1113E|JYP1114E|JYP1117E メッセージを出力 |
マスタ暗号化キーファイル | qdg14340u|qdg14341u メッセージを出力 |
ポイント
システムファイルに異常が発生した場合、そのリカバリのためにRDBシステムを停止しなければなりません。そのため、Symfoware/RDBのシステムファイルは二重化することを推奨します。
システムファイルのリカバリ方法について説明します。
RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリ
RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリを行います。
参照
リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリ”を参照してください。
ロググループ管理ファイルのリカバリを行います。
参照
リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“ロググループ管理ファイルのリカバリ”を参照してください。
ログ管理ファイルのリカバリを行います。
参照
リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“ログ管理ファイルのリカバリ”を参照してください。
テンポラリログファイルのリカバリを行います。
参照
リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“テンポラリログファイルのリカバリ”を参照してください。
アーカイブログファイルのリカバリを行います。
注意
アーカイブログファイルが破壊されている場合は、アーカイブログファイルを作成してください。アーカイブログファイルが破壊されていない場合は、再登録にてリカバリしてください。
参照
リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“アーカイブログファイルのリカバリ”を参照してください。
監査ログデータベースのリカバリを行います。
参照
リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“監査ログデータベースのリカバリ”を参照してください。
暗号化に関するファイルのリカバリを行います。
証明書ファイルの期限が切れた場合の対処については、“証明書ファイルの期限が切れた場合の対処”を参照してください。
参照
暗号化に関するファイル(証明書ファイル、サーバ秘密鍵ファイル)のリカバリについては、“RDB運用ガイド”の“暗号化に関するファイルのリカバリ”を参照してください。
証明書ファイルの期限が切れた場合の対処を行います。
CA証明書ファイル、サーバ証明書ファイルの期限が切れることにより、エラーが発生する可能性があります。
期限が切れていた場合は、“RDB運用ガイド”の“サーバ認証の証明書ファイルの更新”にしたがって、認証局から新しい証明書を発行してもらった後、各ファイルの格納先ディレクトリへ配置してください。
操作の手順
運用系および待機系のRDBシステムで、以下の手順でリカバリを実施してください。
(1) Symfoware/RDBが正常に停止されたか確認します。 Symfoware/RDBを配置している各ノードのイベントログおよびメッセージログファイルに、 Symfoware/RDBの停止メッセージが出力されるので、正常に停止していることを確認 します。 (2) サーバ証明書ファイルを更新します。 サーバ証明書ファイルの更新手順は、“RDB運用ガイド”の"サーバ認証の証明書ファイル の更新"を参照してください。 (3) Symfoware/RDBを起動します。(動作確認) ―――― rdbstartコマンド (4) Symfoware/RDBを停止します。(動作確認) ―――― rdbstopコマンド (5) サーバ証明書ファイルを配置します。 (2)で更新したサーバ証明書ファイルを待機系に配置してください。 (6) Symfoware/RDBを起動します。(動作確認) ―――― rdbstartコマンド (7)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認) ―――― rdbstopコマンド