ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.4.0 クラスタ導入運用ガイド
FUJITSU Software

5.4.1 システムファイルの異常

複数のシステムファイルが破壊された場合のリカバリ順序、および異常時のシステムメッセージとリカバリ方法について説明します。

注意

アーカイブログファイルが破壊された場合のRDBディクショナリおよびデータベースのリカバリでは、FWモードでのリカバリはできません。

5.4.1.1 複数の資源が破壊された場合のリカバリ順序

複数のSymfoware/RDBの資源が破壊された場合は、リカバリの順序に従ってリカバリしてください。

参照

リカバリの順序は、“RDB運用ガイド”の“複数の資源が破壊された場合のリカバリ順序”を参照してください。

5.4.1.2 システムファイルの異常

Symfoware/RDBのシステムファイルに異常が発生した場合のSymfoware/RDBの振る舞いを以下に示します。

ファイル

異常発生時のSymfoware/RDBの振る舞い

RDBディクショナリ

qdg03121u メッセージを出力

RDBディレクトリファイル

qdg12666u メッセージを出力

ユーザロググループ用RDBディレクトリファイル

qdg13274uメッセージを出力

ロググループ管理ファイル

qdg13132u|qdg13134uメッセージを出力

ログ管理ファイル

qdg12251e|qdg12434u|qdg12443u|qdg13239iメッセージを出力

テンポラリログファイル

qdg12111u|qdg12440u|qdg12441u|qdg12442u|qdg13239iメッセージを出力してSymfoware/RDB強制停止

アーカイブログファイル

qdg03815u|qdg12250u|qdg12275w|qdg12483u|qdg13239iメッセージを出力

監査ログデータベース

qdg13430u | qdg13431u | qdg13440u | qdg13441u | qdg13453u | qdg13460u | qdg13463u | qdg13514i メッセージを出力

証明書ファイル、サーバ秘密鍵ファイル

qdg14338u|qdg14339u|apc00057u|apc00058u|JYP1113E|JYP1114E|JYP1117E メッセージを出力

マスタ暗号化キーファイル

qdg14340u|qdg14341u メッセージを出力

ポイント

システムファイルに異常が発生した場合、そのリカバリのためにRDBシステムを停止しなければなりません。そのため、Symfoware/RDBのシステムファイルは二重化することを推奨します。

5.4.1.3 リカバリ方法

システムファイルのリカバリ方法について説明します。

RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリ

RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリを行います。

参照

リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリ”を参照してください。

ロググループ管理ファイルのリカバリ

ロググループ管理ファイルのリカバリを行います。

参照

リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“ロググループ管理ファイルのリカバリ”を参照してください。

ログ管理ファイルのリカバリ

ログ管理ファイルのリカバリを行います。

参照

リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“ログ管理ファイルのリカバリ”を参照してください。

テンポラリログファイルのリカバリ

テンポラリログファイルのリカバリを行います。

参照

リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“テンポラリログファイルのリカバリ”を参照してください。

アーカイブログファイルのリカバリ

アーカイブログファイルのリカバリを行います。

注意

アーカイブログファイルが破壊されている場合は、アーカイブログファイルを作成してください。アーカイブログファイルが破壊されていない場合は、再登録にてリカバリしてください。

参照

リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“アーカイブログファイルのリカバリ”を参照してください。

監査ログデータベースのリカバリ

監査ログデータベースのリカバリを行います。

参照

リカバリ作業は、“RDB運用ガイド”の“監査ログデータベースのリカバリ”を参照してください。

暗号化に関するファイルのリカバリ

暗号化に関するファイルのリカバリを行います。

証明書ファイルの期限が切れた場合の対処については、“証明書ファイルの期限が切れた場合の対処”を参照してください。

参照

暗号化に関するファイル(証明書ファイル、サーバ秘密鍵ファイル)のリカバリについては、“RDB運用ガイド”の“暗号化に関するファイルのリカバリ”を参照してください。

証明書ファイルの期限が切れた場合の対処

証明書ファイルの期限が切れた場合の対処を行います。

CA証明書ファイル、サーバ証明書ファイルの期限が切れることにより、エラーが発生する可能性があります。

期限が切れていた場合は、“RDB運用ガイド”の“サーバ認証の証明書ファイルの更新”にしたがって、認証局から新しい証明書を発行してもらった後、各ファイルの格納先ディレクトリへ配置してください。

操作の手順

運用系および待機系のRDBシステムで、以下の手順でリカバリを実施してください。

(1) Symfoware/RDBが正常に停止されたか確認します。
  Symfoware/RDBを配置している各ノードのイベントログおよびメッセージログファイルに、
  Symfoware/RDBの停止メッセージが出力されるので、正常に停止していることを確認
  します。
(2) サーバ証明書ファイルを更新します。
  サーバ証明書ファイルの更新手順は、“RDB運用ガイド”の"サーバ認証の証明書ファイル
  の更新"を参照してください。
(3) Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)            ―――― rdbstartコマンド
(4) Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)            ―――― rdbstopコマンド
(5) サーバ証明書ファイルを配置します。
  (2)で更新したサーバ証明書ファイルを待機系に配置してください。
(6) Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)            ―――― rdbstartコマンド
(7)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)             ―――― rdbstopコマンド