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Symfoware Server V12.4.0 クラスタ導入運用ガイド
FUJITSU Software

4.3.1 両系停止保守

両系を保守停止して保守を実施する場合の手順を示します。

4.3.1.1 両系の保守停止

両系を保守停止する場合は、以下の手順を実施してください。

  1. クラスターサービスの停止のために以下の手順を実施してください。

    フェールオーバー クラスタ管理ツールのコンソールツリー上の待機系のノードを選択し、操作メニューの[他のアクション]から[クラスターサービスの停止]をクリックします。

  2. 運用系でもSymfoware Serverのサービスを停止させますが、クラスタサービスを停止すると、ディスクをオンラインにすることができません。例えば、ディスクの保守作業やデータベースのリカバリのように、ディスクへのアクセスが必要な作業のために以下の手順を行ってください。

    フェールオーバークラスタ管理ツールのコンソールツリー上の[役割]を選択して、フェールオーバー クラスタ管理ツールのSymfoware Serverの資源を配置したディスクを含むような、すべての[サービスまたはアプリケーション]を選択し、操作メニューの[役割の停止]をクリックします。

  3. ディスクへのアクセスが必要な作業を行う際には、以下の手順を実施してください。

    記憶域からアクセスが必要なディスクを選択し操作メニューの[オンラインにする]をクリックします。

4.3.1.2 両系の保守作業

Symfoware/RDBのシステムファイルのリカバリや、ディスクのような運用系と待機系とで共有しているハードウェアの保守、クラスタサービスに登録されているリソースに関連したハードウェアの保守作業を行ってください。

Symfoware/RDBのシステムファイルのリカバリについては、“第5章 フェイルオーバ運用の異常時の対処”を参照してください。

Symfoware/RDBの変更操作については、以下を参照してください。

システムファイルの変更

各システムファイルの変更操作についてシステムファイルの種類ごとに示します。

ファイル

変更操作

参照先

RDBディクショナリ

再配置

RDBディクショナリの再配置

追加割当て

RDBディクショナリの追加割当て

容量拡張

RDBディクショナリの容量拡張

ログ管理ファイル

配置先の変更

ログ管理ファイルの配置先の変更

テンポラリログファイル

設定値の変更(リカバリログ量、BIログ域サイズ、AIログ域サイズ、トランザクションエントリ数)

テンポラリログファイルの変更

媒体変更(再生成)

アーカイブログファイル

追加

アーカイブログファイルの変更

削除

監査ログデータベース

容量拡張

監査ログデータベースの容量拡張


注意

  • 保守停止および保守停止の解除のためのSymfoware/RDBの起動/停止がrdbstartコマンド/rdbstopコマンドによって行われている手順については、フェールオーバークラスタ管理ツールから起動・停止を実施してください。

  • システムファイルの変更操作によってフェールオーバークラスタ管理ツールでのSymfoware/RDBの起動が失敗した場合は、ノード切替えが発生することがあります。このため、システムファイルの変更操作を行った直後は、フェールオーバークラスタ管理ツールで起動せず、事前にrdbstartコマンド/rdbstopコマンドによってSymfoware/RDBの起動/停止の確認を行ってください。

  • システムに対して業務を完全に停止した後にシステムファイルの変更操作を行ってください。

運用環境の変更

運用環境の変更操作の内容について以下に示します。

変更操作

参照先

スケーラブルログ運用への変更

スケーラブルログ運用への変更

スケーラブルログ環境の変更

スケーラブルログ環境の変更

暗号化の変更

暗号化の変更

監査ログ運用への変更

監査ログ運用への変更

注意

  • 保守停止および保守停止の解除のためのSymfoware/RDBの起動/停止がrdbstartコマンド/rdbstopコマンドによって行われている手順については、フェールオーバークラスタ管理ツールから起動・停止を実施してください。

  • 運用環境の変更操作によってフェールオーバークラスタ管理ツールでのSymfoware/RDBの起動が失敗した場合は、ノード切替えが発生することがあります。このため、運用環境の変更操作を行った直後は、フェールオーバークラスタ管理ツールで起動せず、事前にrdbstartコマンド/rdbstopコマンドによってSymfoware/RDBの起動/停止の確認を行ってください。

RDBディクショナリの再配置

RDBディクショナリの再配置を実施してください。

参照

RDBディクショナリの再配置については、“RDB運用ガイド”の“RDBディクショナリの再配置”を参照してください。

RDBディクショナリの追加割当て

RDBディクショナリの追加割当てを実施してください。

参照

RDBディクショナリの追加割当てについては、“RDB運用ガイド”の“RDBディクショナリの追加割当て”を参照してください。

RDBディクショナリの容量拡張

RDBディクショナリの容量拡張を実施してください。

参照

RDBディクショナリの容量拡張については、“RDB運用ガイド”の“RDBディクショナリの容量拡張”を参照してください。

ログ管理ファイルの配置先の変更

ログ管理ファイルの配置先の変更を実施してください。

参照

ログ管理ファイルの配置先の変更については、“RDB運用ガイド”の“ログ管理ファイルの変更”を参照してください。

テンポラリログファイルの変更

テンポラリログファイルの変更を実施してください。

参照

テンポラリログファイルの変更については、“RDB運用ガイド”の“テンポラリログファイルの変更”を参照してください。

アーカイブログファイルの変更

アーカイブログファイルの変更を実施してください。

参照

アーカイブログファイルの変更については、“RDB運用ガイド”の“アーカイブログファイルの変更”を参照してください。

監査ログデータベースの容量拡張

監査ログデータベースの容量拡張を実施してください。

参照

監査ログデータベースの容量拡張については、“RDB運用ガイド”の“監査ログデータベースの容量拡張”を参照してください。

スケーラブルログ運用への変更

スケーラブルログ運用への変更を実施してください。

参照

スケーラブルログ運用への変更については、“RDB運用ガイド”の“スケーラブルログ運用への変更”を参照してください。

スケーラブルログ環境の変更

スケーラブルログ運用への変更を実施してください。

参照

スケーラブルログ環境の変更については、“RDB運用ガイド”の“スケーラブルログ環境の変更”を参照してください。

暗号化の変更

暗号化の変更を実施してください。

参照

暗号化の変更については、“RDB運用ガイド”の“暗号化の変更”を参照してください。

監査ログ運用への変更

監査ログ運用へ環境を変更する場合は、監査ログデータベースのセットアップを行います。

参照

監査ログデータベースのセットアップについては、"セットアップガイド"の"監査ログデータベースのセットアップ"を参照してください。

4.3.1.3 両系の保守停止の解除

両系停止を解除する場合、以下の手順を実施してください。

  1. フェールオーバークラスタ管理ツールのコンソールツリー上の[役割]を選択し、保守作業で停止したすべての[サービスまたはアプリケーション]を選択し、操作メニューの[役割の開始]をクリックします。

  2. フェールオーバー クラスタ管理ツールのコンソールツリー上の待機系のノードを選択し、操作メニューの[その他のアクション]から[クラスターサービスの開始]をクリックします。