IPv6環境のAgent/Proxy Managerを管理する場合、Managerは通常のIPv4環境との通信に加えて、IPv6環境との通信も可能にする必要があります。以下にIPv6環境との通信を追加する手順を示します。
■本手順を行う前に
Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが停止しているか確認してください。
■手順
定義ファイルの変更
定義ファイルの格納場所は以下のとおりです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt |
変更方法を説明します。
変更前に、DSAconfiguration.txtファイルのバックアップを取ってください。
[DsaListenerIPv6]、[DsaPDBReaderIPv6]セクションのセクション名の最初の"*"(アスタリスク)を削除します。
変更前
[*DsaListenerIPv6] [*DsaPDBReaderIPv6] |
変更後
[DsaListenerIPv6] [DsaPDBReaderIPv6] |
DSAconfiguration.txtファイルの変更
「管理データ」の設定を変更し性能データベースの格納先の初期値を変更している場合は、以下の定義ファイル内の、データベースパスを変更します。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt |
上記定義ファイル内の、以下に赤字で示すデータベースパスを、新しいパスに変更してください。
■定義例
【Windows版】
[DsaPDBReaderIPv6] database=D:\SQC\data\pdb.dat |
Managerのサービス/デーモンの起動と確認
「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。