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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.1 導入手引書
FUJITSU Software

6.15.1 ManagerでIPv6環境との通信の追加

IPv6環境のAgent/Proxy Managerを管理する場合、Managerは通常のIPv4環境との通信に加えて、IPv6環境との通信も可能にする必要があります。以下にIPv6環境との通信を追加する手順を示します。

■本手順を行う前に

Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが停止しているか確認してください。

■手順

  1. 定義ファイルの変更

    定義ファイルの格納場所は以下のとおりです。

    Windows版】

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

    UNIX版】

    /etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt


    変更方法を説明します。

    変更前に、DSAconfiguration.txtファイルのバックアップを取ってください。


    1. [DsaListenerIPv6]、[DsaPDBReaderIPv6]セクションのセクション名の最初の"*"(アスタリスク)を削除します。

      • 変更前

        [*DsaListenerIPv6]

        [*DsaPDBReaderIPv6]

      • 変更後

        [DsaListenerIPv6]

        [DsaPDBReaderIPv6]


  2. DSAconfiguration.txtファイルの変更

    「管理データ」の設定を変更し性能データベースの格納先の初期値を変更している場合は、以下の定義ファイル内の、データベースパスを変更します。

    Windows版】

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

    UNIX版】

    /etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

    上記定義ファイル内の、以下に赤字で示すデータベースパスを、新しいパスに変更してください。


    ■定義例

    【Windows版】

    [DsaPDBReaderIPv6]

    database=D:\SQC\data\pdb.dat


  3. Managerのサービス/デーモンの起動と確認

    付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。