ログデータ(Troubleshoot)の出力先を別の場所に変更する場合は、以下の定義ファイル(template.dat)内のログデータ出力パスの変更が必要です。
■手順
サービス/デーモンの停止と確認
「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが停止しているか確認してください。
template.datの編集
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/template.dat |
上記定義ファイル内の、ログデータ出力パス[OUTDIR1]の値を、任意のディレクトリのフルパスに変更してください。
■定義例
【Windows版】
[TRS] DCAID="TRS" EXECUTESTYLE1=ON INTERVAL1=5 CYCLENUM1=7 OUTDIR1=%WORKING_DIRECTORY\Troubleshoot1 SWITCHTIME=00:00 |
"%WORKING_DIRECTORY" は、インストール時に指定した"可変ファイル格納ディレクトリ\spool"を示すマクロです。
【UNIX版】
[TRS] DCAID="TRS" EXECUTESTYLE1=ON INTERVAL1=5 CYCLENUM1=7 OUTDIR1=%VARIABLE_DIRECTORY/Troubleshoot1 SWITCHTIME=00:00 |
"%VARIABLE_DIRECTORY" は、インストール時に指定した"可変ファイル格納ディレクトリ"を示すマクロです。
ポイント
本手順では、以前のディレクトリのログファイルはそのままに、新しいディレクトリに新規のログファイルが作成されます。以前のログファイルが必要ない場合は削除してください。
以前のディレクトリと新しいディレクトリのどちらのログファイルも、保持期間が過ぎたものから順に削除されます。
ポリシーの適用
変更を適用するため、sqcSetPolicyを実行します。
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>] [-p <IP address>] |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>] [-p <IP address>] |
sqcSetPolicyの詳細については、リファレンスマニュアル「sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照してください。
サービス/デーモンの起動と確認
「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。
ポイント
ログデータの格納先を変更した場合は、ディスクスペースの空き領域を監視する対象の追加を検討してください。
追加する方法については、「6.12 ディスクスペースの空き領域の監視」を参照してください。