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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.1 導入手引書
FUJITSU Software

5.3 運用管理クライアント基本認証の設定方法

運用管理クライアント上の以下のファイルに対し、基本認証を設定する場合の設定方法を説明します。

ポイント

ここでの基本認証の設定の前に、「5.2.1 Microsoft(R) Internet Information Services」の「5.2.1.5 ディレクトリ・セキュリティの設定」で示す、匿名アクセスの設定を行っておいてください。


注意

基本認証を設定した場合、ポリシー配付機能を使用できません。

基本認証の設定は、Windowsへのユーザーアカウントの登録、ファイルへのアクセス制御設定、および、Microsoft(R) Internet Information Services(IIS)でのファイル・セキュリティ設定の3段階で行います。


■手順

  1. Windowsへのユーザーアカウントの登録

    管理コンソール起動HTML、またはユーザーの起動HTMLにアクセスするためのユーザーアカウントを登録します。

    • 管理コンソールにアクセスするためのユーザーは、通常使用しているAdministrator権限のアカウントを使用することも、新しくアカウントを作成して使用することもできます。

    • 管理コンソールにアクセスするアカウントを新規に作成する場合、およびユーザーの起動HTMLにアクセスするアカウントを作成する場合のアカウントの種類(アクセス権)は、以降のステップの「2. ファイルへのアクセス制御設定」で設定するファイルの読み取り権を許可できるアカウントであれば、特に指定はありません。


    [コントロールパネル] - [ユーザー アカウント]を開いて、ユーザーを登録してください。

    登録方法はWindowsのヘルプなどを参照してください。


  2. IISでのファイル・セキュリティ設定

    以下にIISでのファイル・セキュリティ設定の方法を示します。

    1. IISの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。

    2. 仮想ディレクトリ名SSQCをポイントして右クリックメニューから「コンテンツビューに切り替え」を選択すると、右側のウィンドウ領域に「AdminConsole.html」や「ユーザー名.html」を含むファイルが表示されます。

    3. 右側のウィンドウ領域から「AdminConsole.html」または「ユーザー名.html」をポイントして右クリックメニューから「機能ビューに切り替え」を選択すると、左ペインのツリーに「AdminConsole.html」または「ユーザー名.html」が表示されます。

    4. 左ペインの「AdminConsole.html」または「ユーザー名.html」を選択し、右側のウィンドウ領域で「認証」をクリックします。

    5. 「認証」をダブルクリックし、「基本認証」の状態が「無効」となっている場合、「基本認証」をポイントして右クリックメニューから「有効にする」を選択します。

      ※ここで、「基本認証」が存在しない場合は、「基本認証」がインストールされていません。
      「サーバーマネージャー」の「Web サーバ」-「役割サービスの追加」、または「サーバーマネージャー」の「管理」-「役割と機能の追加」-「サーバーの役割」-「Web サーバー(IIS)」-「Webサーバー」より[セキュリティ]-[基本認証]をチェックし、あらかじめインストールを実施しておいてください。

    6. その他の認証方式が「有効」となっている場合は「無効」にします。


以上で基本認証の設定は完了です。