HTML変換方式では、通信用CGIとCOBOLプログラムとの間でセションを持ちます。このとき、互いに要求・応答の待ち状態が発生しますが、正しく待ち状態が解消されないときのために、セションのタイムアウト値を設定できます。
セションに対して無応答のとき、セションのタイムアウト値を経過すると、セションは強制的に終了します。これにより、クライアントには例外が通知され、COBOLプログラムでは、OPEN/READ/WRITE/CLOSE文がエラー復帰します。
例
利用者がブラウザを閉じたことに起因してタイムアウトが発生する例
セションタイムアウト値は、以下の環境変数で設定します。初期値は120秒です。
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@CBR_MWHTMSES_TIMEOUT = タイムアウト時間(秒)
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ポイント
セションタイムアウト値は、セションを通じてメッセージのやり取りが行われると初期値にリセットされ、要求・応答の待ち状態が発生すると、初期値からカウントダウンが始まります。
画面の応答に時間がかかったり、COBOLプログラムの処理に時間がかかったりする場合でも、セションタイムアウトは発生するため、運用するシステムの適切な値を設定してください。