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FNA Server V9 使用手引書
FUJITSU Software

4.11 端末情報(TN接続(ペアLUアクセス方式)

セットアップユーティリティのツリービューにおいて、「FNA Server」→「端末情報」→「TN接続」→「ペアLUアクセス方式」を選択し、メニューから「プロパティ」を選択します。『TN接続(ペアLUアクセス方式)のプロパティ』ダイアログボックスが表示されます。

TN接続(ペアLUアクセス)のプロパティ(ペアLUグループ一覧ページ)

本ページでは、現在設定されているペアLUグループ情報の一覧が表示され、ペアLUグループの追加、更新、削除を行うことができます。

本ページでは、次の操作を行うことができます。

追加

ペアLUグループ情報を新規作成します。『ペアLUグループ情報のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、必要な情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

更新

「ペアLUグループ情報一覧」のリストで選択されているペアLUグループ情報を更新します。『ペアLUグループ情報のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、更新する情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

削除

「ペアLUグループ情報一覧」のリストで選択されているペアLUグループ情報を削除します。

ペアLUグループ情報のプロパティ(ペアLUグループ情報ページ)

本ページでは、「ペアLUグループ名」及び「ペアLU情報一覧」リスト情報の設定を行います。ペアLUアクセスでは、同一IPアドレスからのTN接続すべてを、ここで定義されたいずれか1つのペアLUにのみ接続します。ペアLUアクセスについては、「8.3.1 接続方式」を参照してください。

本ページでは、次の情報を設定します。

ペアLUグループ名

FNA ServerがペアLUグループを識別するための名前を半角1~20文字以内で設定します。大文字、小文字は区別されます。なお、ペアLUグループ名の先頭に数字(0~9)は使用できません。半角文字の「,(カンマ)」「"」「\」は使用できません。

追加

ペアLU情報を新規作成します。『ペアLU情報のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、必要な情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

更新

「ペアLU情報一覧」のリストで選択されている情報を更新します。『ペアLU情報のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、更新する情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

削除

「ペアLU情報一覧」のリストで選択されている情報を削除します。

▲ 注 意

ペアLUアクセスを使用する場合は、本設定を必ず行う必要があります。

ペアLU情報のプロパティ(ペアLU情報のプロパティページ)

本ページでは、ペアLU情報の設定を行います。

本ページでは、次の情報を設定します。

LU一覧

リストには、通信制御サービスで設定されたLUの一覧が表示されます。ペア化するLUをクリックして選択します。選択されたLUは強調表示されます。選択されたLUを再度クリックすると選択が解除されます。

ペアLUグループ情報のプロパティ(IP設定ページ)

本ページでは、ペアLUアクセスで接続可能なTN端末のIPアドレス、ホスト名の一覧が表示され、追加、更新、削除を行うことができます。

▲ 注 意

IPアドレス/ホスト名を1つも設定しない場合、すべての端末からの設定を許可します。

本ページでは、次の操作を行うことができます。

追加

ペアLUアクセスで接続を許可する端末のIPアドレス/ホスト名情報を新規作成します。『IPアドレス/ホスト名情報のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、必要な情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

更新

「IPアドレス/ホスト名一覧」のリストで選択されている情報を更新します。『IPアドレス/ホスト名情報のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、更新する情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

削除

「IPアドレス/ホスト名一覧」のリストで選択されている情報を削除します。

IPアドレス/ホスト名情報のプロパティ(IPアドレス/ホスト名ページ)

本ページでは、ペアLUアクセスで接続可能なTN端末のIPアドレス/ホスト名を設定します。

本ページでは、次の情報を設定します。

IPv4アドレスの範囲を設定
ペアLUアクセス方式で接続を許可する端末のIPv4アドレスまたはIPv4アドレスの範囲を設定します。ただし、IPv4アドレスとして、0.0.0.0および255.255.255.255は設定できません。IPv6アドレスの範囲を設定

ペアLUアクセス方式で接続を許可する端末のIPv6アドレスまたはIPv6アドレスの範囲を設定します

ホスト名(FQDN)を設定

ペアLUアクセス方式で接続を許可する端末のホスト名を半角1~1024文字以内で設定します。ホスト名はFQDNで設定します。

▲ 注 意

ホスト名(FQDN)を設定した場合、FNA Serverは、TN端末のホスト名を得るために、端末接続時にそのIPアドレスを使用して逆引きを行います。このため、FNA Serverがホスト名を逆引きできるよう、Windowsおよびネームサーバの設定を行ってください。

ペアLUグループ情報のプロパティ(詳細情報ページ)

本ページでは、ペアLUアクセス方式における端末監視および処理優先度に関する設定を行います。なお、端末監視についての詳細は、「8.4 端末監視」を参照してください。

本ページでは、次の情報を設定します。

端末監視を行う

通信中の端末の接続状態を監視する場合は、チェックボックスをオンに設定します。

初期値:オフ

端末監視時間

通信中の端末に対して送信する監視データの送信間隔を1~65535分の範囲で設定します。本情報は、「端末監視を行う」のチェックボックスをオンに設定した場合のみ有効です。

初期値:1分

▲ 注 意

端末監視を行う設定にした場合、FNA Server-端末間において定期的にパケットが送信されます。FNA Server-端末間においてWANを経由する構成の場合、WANの課金に注意してください。

処理優先度

端末に対するデータを送信する際の処理の優先度を選択します。

  • 速度重視
    ACK(応答)を待たずにデータを送信するようにTCP/IPに要請します。

  • 負荷軽減
    ACK(応答)を待ってからデータを送信するようにTCP/IPに要請します。

初期値:速度重視

参 考

「速度重視」の設定にした場合、Nagleアルゴリズムを無効にします。

「負荷軽減」の設定にした場合、Nagleアルゴリズムを有効にします。