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Interstage Application Server V12.2.0 Red Hat OpenShift上での利用手順書
FUJITSU Software

6.2 クライアントへの一部のレスポンス時間が悪化する場合

クライアントとサーバーアプリケーションが動作するコンテナの間には、Red Hat OpenShift固有のネットワーク構成があります。

そのため、サーバーアプリケーションの処理時間が悪化していない場合、クライアントとRed Hat OpenShift間のネットワークが影響している可能性があります。

サーバーアプリケーションの処理時間については、Webサーバのアクセスログから確認してください。

アクセスログの詳細は以下のマニュアルの記事を参照してください。

クライアントとRed Hat OpenShift間のネットワークが悪化している場合、Red Hat OpenShiftをチューニングして対処してください。

例えば、Red Hat OpenShiftでは、固有のネットワーク構成として、router(HAProxy)があります。

クライアントからの要求数に比べてRed Hat OpenShiftのrouter(HAProxy)のスレッド数の値が適切かを確認してください。

スレッド数のチューニングについては以下を参照してください。

[Red Hat OpenShift Container Platform 3.10以前]
Red Hat OpenShift Documentation  (https://docs.openshift.com/ )
 OpenShift Container Platform
  Installation and Configuration
   Setting up a Router
    Deploying a Customized HAProxy Router

※「nbthread」をチューニングします。

https://access.redhat.com/articles/3428361

上記URLを参照するためには、Red Hat OpenShiftのサポート契約が必要です。

[Red Hat OpenShift Container Platform 3.11以降]
Red Hat OpenShift Documentation  (https://docs.openshift.com/ )
 OpenShift Container Platform
  Architecture
   Networking
    Routes

※「ROUTER_THREADS」をチューニングします。