一括情報採取ツールとはInterstage運用中のトラブル発生時に調査資料採取を行うコマンド(iscollectinfo)です。Red Hat OpenShift環境での資料採取方法について説明します。
Red Hat OpenShift環境での資料採取方法は以下です。
プロジェクトで実行中のPod名を確認します。
以下は、Pod名が"isje7myapp-1-2sbc3"の例です。
# oc get all NAME READY STATUS RESTARTS AGE po/isje7myapp-1-2sbc3 1/1 Running 0 28s
Pod内のコンテナにログインします。
「手順1」で確認したPod名のDockerコンテナに対してシェルコマンドを実行します。
以下は、Pod名が"isje7myapp-1-2sbc3"のDockerコンテナに対してrshを実行する例です。
# oc rsh isje7myapp-1-2sbc3
Pod内のコンテナ内でiscollectinfoコマンドを実行します。
# /opt/FJSVisas/bin/iscollectinfo
注意
Interstageサービスがダウンし、livenessProbeによってPodの再起動が繰り返される場合は、Podの再作成時にlivenessProbeの設定を削除してください。
「手順3」で採取した資料を取得します。
以下は、Pod名が"isje7myapp-1-2sbc3"のDockerコンテナで採取したiscollectinfoの資料を圧縮し、コンテナ内から取得する例です。
# tar cfz /tmp/collectinfo.tar.gz -C / collect/20190123013250 # exit # oc cp isje7myapp-1-2sbc3:tmp/collectinfo.tar.gz work/