以下を設定できます。設定方法については、「インストールガイド」を参照してください。
■Kubernetes masterサーバのフレーバー
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/all/iaas.yml
設定項目
k8s_master_server.flavor_name
Kubernetes masterサーバのフレーバーを指定します。初期値は、M3-2(スタンダードCPUタイプ、仮想CPUが2つ、メモリが16GB)です。
Kubernetes masterサーバのサイジング情報については付録B Kubernetes masterのサイジング情報を参照してください。
■Kubernetes nodeサーバのフレーバー
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/all/iaas.yml
設定項目
k8s_node_server.flavor_name
Kubernetes nodeサーバのフレーバーを指定します。初期値は、C3-16(スタンダードCPUタイプ、仮想CPUが16つ、メモリが32GB)です。
Kubernetes nodeサーバがダウンすると、ダウンしたサーバで動作していたコンテナは、Kubernetes masterによって別のnodeサーバに再スケジュールされます。このため、想定しているコンテナ数の規模において、nodeサーバ2台のうち1台がダウンしても、残りの1台ですべてのコンテナが動作するように、初期値が設定されています。
■システムボリュームのディスクサイズ
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/all/iaas.yml
設定項目
k8s_node_server.volume_size
システムボリュームのディスクサイズを指定します。OSのVMイメージが要求する最小サイズ以上の値を指定してください。
CentOSの初期値は30GB、Red Hat Enterprise Linuxの初期値は40GBです。内訳は以下の通りです。
用途 | ディスクサイズ | 備考 |
---|---|---|
OSのデータ | 備考参照 | CentOSの場合: 2GB Red Hat Enterprise Linuxの場合: 6GB |
Podのログ(/var/log/pods/配下) | 5.4GB | ディスクの計算方法:1コンテナあたりのログサイズ(10MB) × 世代数(10) × ( サービス数 × サービスあたりのコンテナ数 + Conainer Managementとしての機能を提供するためのコンテナの数(4) ) |
Pod以外のログ(/var/log配下) | 0.5GB | パラメーターによるディスクサイズの変動なし |
システムの安定稼働用に確保される領域 | 7GB | - |
バッファ | 備考参照 | CentOSの場合: 15.1GB Red Hat Enterprise Linuxの場合: 21.1GB |
■Kubernetes nodeのイメージデータ等を格納するディスクのサイズ
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/all/iaas.yml
設定項目
k8s_node_server.data_volume_size
Kubernetes nodeのイメージデータ等を格納するディスクのサイズを指定します。初期値は、100GBです。内訳は、以下です。
用途 | ディスクサイズ | 備考 |
---|---|---|
コンテナのイメージデータおよびコンテナに書き込まれたデータ | 75GB | ディスクの計算方法:コンテナのイメージデータ × サービス数 + コンテナに書き込まれるデータ × サービス数 × サービスあたりのコンテナ数 |
バッファ | 25GB | - |
■NFSサーバのフレーバー
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/all/iaas.yml
設定項目
nfs1_server.flavor_name
NFSサーバのフレーバーを指定します。初期値は、C3-2(スタンダードCPUタイプ、仮想CPUが2つ、メモリが4GB)です。
■NFSサーバのデータ領域のサイズ
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/all/iaas.yml
設定項目
nfs1_server.data_volume_size
Container Managementで動作するコンテナのデータの保存先として使用するデータ領域のサイズ(GB)を指定します。初期値は、100GBです。
■NFSサーバの公開されるディレクトリのパス
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/nfs/nfs.yml
設定項目
nfs_exports[n].path
NFSサーバ以外に公開されるディレクトリの絶対パスを指定します。指定したディレクトリはNFSサーバ上に作成されます。
指定するパスは、"/var/FJSGHD"ディレクトリ配下になるように指定してください。
また、他のnfs_exports[n].pathと入れ子にならないように指定してください。
■NFSサーバの公開されるディレクトリへのアクセスを許可するIPアドレスの範囲
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/nfs/nfs.yml
設定項目
nfs_exports[n].cidr
nfs_exports[n].pathで指定したNFSサーバのディレクトリにアクセスを許可するIPアドレス範囲です。
サービスサブネットのIPアドレス範囲(192.168.0.0/20)を指定します。
■NFSサーバの公開されるディレクトリのオプション
ファイル
/data/playbook/inventories/<環境識別子>/group_vars/nfs/nfs.yml
設定項目
nfs_exports[n].option
nfs_exports[n].path で指定したディレクトリの公開に関するオプションです。オプションは半角括弧で括り、カンマ区切りで指定します。例:(rw,insecure,no_subtree_check,no_root_squash)
insecure,no_root_squashは設定が必須です。
PersistentVolumeのアクセスモードに合わせて、roまたはrwのいずれかを設定してください。
指定可能なオプションの詳細については、man exportsで確認できます。
参照
PersistentVolumeのアクセスモードについては、「運用ガイド」の「コンテナ用永続ストレージの作成・削除」を参照してください。