保守モードはhvutil コマンドで以下のように制御できます。
hvutil -M { on | off | forceoff }
hvutil -m { on | off | forceoff } userApplication
オプションは以下のとおりです。
-M 保守モードの操作をすべてのノードのすべてのアプリケーションに適用する。
-m 保守モードの操作をすべてのノードの指定したアプリケーションに適用する。
機能は以下のとおりです。
on 保守モードを開始する。
off すべての資源が適切な状態にあれば保守モードを停止する。
forceoff すべての資源が適切な状態になくても保守モードを強制停止する。
hvutilコマンドの保守モードは複数同時実行できます。したがって、複数のコマンドを実行した場合、すべてのコマンドが最終状態に到達するか、エラーが発生するまでは復帰しません。不適切な状態にある資源が存在すると、「-m off」はエラーを返します。このような場合には、問題のある資源を列挙したエラーメッセージが表示されます。
注意
保守モードを停止する場合、対象となる userApplication 配下のすべてのリソースが保守モード開始直前の状態になっていることを確認してください。
hvdispコマンドの表示結果において、対象となるuserApplication のStateDetails列の表示が以下のいずれかの場合は、保守モード開始直前の状態になっていないため、保守モード開始直前の状態に戻す必要があります。
"Online !!"が表示されている(開始直前の状態はOnline)。
"Standby !!"が表示されている(開始直前の状態はStandby)。
"Offline intended"が表示されており、userApplication 配下にOffline状態でもStandby状態でもないリソースが存在する(開始直前の状態はOffline)。