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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

7.4.4 保守モードのコマンドラインインタフェース

保守モードはhvutil コマンドで以下のように制御できます。

hvutil -M { on | off | forceoff }
hvutil -m { on | off | forceoff } userApplication

オプションは以下のとおりです。

-M  保守モードの操作をすべてのノードのすべてのアプリケーションに適用する。
-m  保守モードの操作をすべてのノードの指定したアプリケーションに適用する。

機能は以下のとおりです。

on        保守モードを開始する。
off       すべての資源が適切な状態にあれば保守モードを停止する。
forceoff  すべての資源が適切な状態になくても保守モードを強制停止する。

hvutilコマンドの保守モードは複数同時実行できます。したがって、複数のコマンドを実行した場合、すべてのコマンドが最終状態に到達するか、エラーが発生するまでは復帰しません。不適切な状態にある資源が存在すると、「-m off」はエラーを返します。このような場合には、問題のある資源を列挙したエラーメッセージが表示されます。

注意

保守モードを停止する場合、対象となる userApplication 配下のすべてのリソースが保守モード開始直前の状態になっていることを確認してください。

hvdispコマンドの表示結果において、対象となるuserApplication のStateDetails列の表示が以下のいずれかの場合は、保守モード開始直前の状態になっていないため、保守モード開始直前の状態に戻す必要があります。

  • "Online !!"が表示されている(開始直前の状態はOnline)。

  • "Standby !!"が表示されている(開始直前の状態はStandby)。

  • "Offline intended"が表示されており、userApplication 配下にOffline状態でもStandby状態でもないリソースが存在する(開始直前の状態はOffline)。