すべてのノード上ですべてのアプリケーションを保守モードにするには、次のようにします。
RMSツリーの最上部のクラスタを右クリックし、ポップアップメニューから [保守モードの開始] を選択します。
図7.34 すべてのアプリケーションで保守モードを開始
1つのアプリケーションのみを保守モードにするには以下のようにします。
RMSツリーでアプリケーションインスタンスを右クリックし、ポップアップメニューから [保守モードの開始] を選択します。
図7.35 1つのアプリケーションのみで保守モードを開始
いずれの場合でも、操作の確認を求めるメッセージが出力されます。
図7.36 すべてのアプリケーションについての保守モードの確認
図7.37 単一のアプリケーションについての保守モードの確認
注意
保守モードはクラスタ全体に適用されます。あるアプリケーションが1つのノードで保守モードに入ると、そのアプリケーションが実行可能なすべてのノードで保守モードが開始されます。
クラスタアプリケーションは以下の状態の場合に開始できます。
Online状態
Standby状態
Offline状態
Warning状態
Inconsistent状態(Inconsistentになる直前のクラスタアプリケーションの状態が、Faulted状態の場合を除く)
RMSグラフの動的再構成の要求がある場合は、保守モードは開始できません。
以下は、1つのアプリケーションが保守モードに入った後のCluster Admin画面を示しています。
図7.38 保守モードに入ったクラスタの例
ここで、アプリケーションの状態アイコンの右半分は、目標状態 (保守モード開始直前の状態) を示すようになっています。目標状態は、アプリケーションのStateDetails属性によっても分かります。この属性は、右パネルの属性テーブルで最初の項目として表示されます。