ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

7.4.1 保守モードの開始

すべてのノード上ですべてのアプリケーションを保守モードにするには、次のようにします。

RMSツリーの最上部のクラスタを右クリックし、ポップアップメニューから [保守モードの開始] を選択します。

図7.34 すべてのアプリケーションで保守モードを開始

1つのアプリケーションのみを保守モードにするには以下のようにします。

RMSツリーでアプリケーションインスタンスを右クリックし、ポップアップメニューから [保守モードの開始] を選択します。

図7.35 1つのアプリケーションのみで保守モードを開始

いずれの場合でも、操作の確認を求めるメッセージが出力されます。

図7.36 すべてのアプリケーションについての保守モードの確認

図7.37 単一のアプリケーションについての保守モードの確認

注意

保守モードはクラスタ全体に適用されます。あるアプリケーションが1つのノードで保守モードに入ると、そのアプリケーションが実行可能なすべてのノードで保守モードが開始されます。

クラスタアプリケーションは以下の状態の場合に開始できます。

  • Online状態

  • Standby状態

  • Offline状態

  • Warning状態

  • Inconsistent状態(Inconsistentになる直前のクラスタアプリケーションの状態が、Faulted状態の場合を除く)

RMSグラフの動的再構成の要求がある場合は、保守モードは開始できません。

以下は、1つのアプリケーションが保守モードに入った後のCluster Admin画面を示しています。

図7.38 保守モードに入ったクラスタの例

ここで、アプリケーションの状態アイコンの右半分は、目標状態 (保守モード開始直前の状態) を示すようになっています。目標状態は、アプリケーションのStateDetails属性によっても分かります。この属性は、右パネルの属性テーブルで最初の項目として表示されます。