RMSツリーには、クラスタの構成情報が階層形式で表示されます。ツリーは以下に示すレベルで構成されています。
ツリーのルート
クラスタを表します。ルートにはクラスタ名が表示されます。その後ろには括弧付きの RMS 構成名が表示されています。 クラスタ名は、CF の設定によって決まります。
第1レベル
クラスタを形成するシステムノードを表します。
第2レベル
各システムノードで動作するuserApplicationオブジェクトを表します。
第3レベル
サブアプリケーションを表します。また、独立オブジェクト (andOp、orOp) のグループもここに含まれます (第4レベルの説明を参照)。
第4レベル
各サブアプリケーションに必要な資源を表します。独立オブジェクト (andOp、orOp) も含まれます。
注意
独立オブジェクト (andOp、orOp) は上級者向けです。これらのオブジェクトはノード、アプリケーション、およびサブアプリケーション間の論理的依存関係やグループとしての結合を示します。
クラスタアプリケーションにサブアプリケーションが存在する場合は、そのサブアプリケーションで使用する資源がオブジェクトとして第4レベルに表示されます。クラスタアプリケーションにサブアプリケーションが存在しない場合は、userApplicationで使用するすべての資源が第3レベルに表示されます。
クラスタアプリケーション間の依存性は、RMSツリー内でControllerオブジェクトによって表されます。RMSツリーとControllerオブジェクトの例を以下の図に示します。
図5.8 RMSツリーとControllerオブジェクト