Oracle VM Server for SPARC P2V ツールを使用してファイルシステムイメージを作成、展開します。
参照
Oracle VM Server for SPARC P2V ツールの詳細は、“Oracle VM Server for SPARC 管理ガイド”を参照して実施してください。
注意
ファイルシステムイメージ作成時の注意
移行に必要なファイルシステムイメージを作成する場合は、両ノードのクラスタシステムで、RMSを停止してから作成してください。
RMSの停止方法は、“7.2.1.2 RMSを停止する”を参照してください。
移行元サーバに設定されているIPアドレスと、移行先の制御ドメインに設定されているIPアドレスが重複している場合、変換フェーズでの ldmp2v convertコマンド実行時にエラーになります。この場合、以下のように、ldmp2v convertコマンドに -x skip-ping-testオプションを使用してIPアドレスのチェックをスキップしてください。
# ldmp2v convert -i <OSイメージへのパス> -d <P2Vに必要なファイルが配置されるディレクトリ> -x skip-ping-test <ドメイン>
<実行例>
# ldmp2v convert -i /var/tmp/ISO/sol_10_113.iso -d /var/tmp/ovm/volumia -x skip-ping-test ldom1
重複したIPアドレスについては、P2Vツールで移行後の“18.6 マルチユーザモードでの設定変更とGFS/GDSの構成情報のリストア”の手順で、IPアドレスの変更を実施してください。重複したIPアドレスがクラスタシステムで使用しているものでない場合でも、クラスタシステムで使用するIPアドレスの変更時に、適宜IPアドレスを変更してください。