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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

18.3 Oracle VM Server for SPARC P2V ツールでの移行

Oracle VM Server for SPARC P2V ツールを使用してファイルシステムイメージを作成、展開します。

参照

Oracle VM Server for SPARC P2V ツールの詳細は、“Oracle VM Server for SPARC 管理ガイド”を参照して実施してください。

注意

  • ファイルシステムイメージ作成時の注意

    移行に必要なファイルシステムイメージを作成する場合は、両ノードのクラスタシステムで、RMSを停止してから作成してください。
    RMSの停止方法は、“7.2.1.2 RMSを停止する”を参照してください。

  • 移行元サーバに設定されているIPアドレスと、移行先の制御ドメインに設定されているIPアドレスが重複している場合、変換フェーズでの ldmp2v convertコマンド実行時にエラーになります。この場合、以下のように、ldmp2v convertコマンドに -x skip-ping-testオプションを使用してIPアドレスのチェックをスキップしてください。

    # ldmp2v convert -i <OSイメージへのパス> -d <P2Vに必要なファイルが配置されるディレクトリ> -x skip-ping-test <ドメイン>


    <実行例>

    # ldmp2v convert -i /var/tmp/ISO/sol_10_113.iso -d /var/tmp/ovm/volumia -x skip-ping-test ldom1


    重複したIPアドレスについては、P2Vツールで移行後の“18.6 マルチユーザモードでの設定変更とGFS/GDSの構成情報のリストア”の手順で、IPアドレスの変更を実施してください。重複したIPアドレスがクラスタシステムで使用しているものでない場合でも、クラスタシステムで使用するIPアドレスの変更時に、適宜IPアドレスを変更してください。