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Interstage Application Server V12.2.0 チューニングガイド
FUJITSU Software

A.2 gwconfig

■概要

  gwconfigファイルは、HTTPトンネリング使用時に、Webサーバで起動されるHTTP-IIOPゲートウェイの動作環境を定義するファイルです。
  CORBAサービスのタイムアウト監視に関連する項目を修正した場合に、同様の項目について定義を修正する必要があります。
  なお、初期値から変更しない場合、gwconfigファイルは必要ありません。


■ファイル名

C:\Interstage\ODWIN\etc\gwconfig  (インストールパスはデフォルト)

/etc/opt/FSUNod/gwconfig  (インストールパスはデフォルト)

/etc/opt/FJSVod/gwconfig


■ファイル内情報

  gwconfigファイルは、以下の形式で値を設定します。


◆形式:

  パラメタ名 = 設定値

  半角のシャープ(#)を行の先頭に指定した場合は、その行はコメントとして扱われます。また、空行は解析時に無視されます。
  # コメント


◆記述例:

  timeout_response=60


◆パラメタ:

  設定値を変更することのできるパラメタを下表に示します。

パラメタ名

初期値

意味

指定範囲

timeout_response

360

リクエストの返信待ち時間
HTTP-IIOPゲートウェイにおける、リクエスト送信から返信までの待機時間(秒)。
この時間内にサーバメソッドから返信されないと、クライアントにタイムアウトが通知されます。クライアント側で、CORBAサービスのperiod_receive_timeout(クライアント側のリクエスト送信から返信までの待機時間。configファイルで定義)を変更した場合、このパラメタは、period_receive_timeout値以下になるよう変更する必要があります。0を指定するとタイムアウトを行いません。

0~100000000

timeout_session

180

セション保持時間(クライアント間無通信監視時間)
HTTP-IIOPゲートウェイにおける、クライアントの管理単位の保持時間(秒)。
サーバからの返信待ちがない状態で、この時間内にクライアントから新たなリクエスト送信がない場合には、クライアントの管理情報は破棄されます。0を指定するとタイムアウトを行いません。

0~2147483647

timeout_connection

60

コネクション保持時間(サーバ間無通信監視時間)
HTTP-IIOPゲートウェイにおける、無通信状態の監視時間。
サーバからの返信待ちがない状態で、この時間内にクライアントから新たなリクエスト送信がない場合には、サーバとのコネクションを切断します。0を指定するとタイムアウトを行いません。

0~2147483647

logmode

5

HTTP-IIOPゲートウェイの内部ログ採取の有無 (注)
以下から指定します。

  • 5:内部ログ情報を採取しません。

  • 3:リクエストデータおよびエラー発生時の情報を採取します。

  • 2:“3”で採取する情報に加えて、リプライデータおよび内部処理の情報を採取します。

  • 1:“2”で採取する情報に加えて、トレース情報を採取します。

1~5

max_log_file_size

1048576

ログファイルサイズ(バイト単位)

1048576~10485760

注)