ソート処理、およびマージ処理の集約フィールドを設定します。
構文
object.SumCmdStr = string
object
オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
string
集約フィールドを記述形式にしたがって指定します。
記述形式
pos.len typ [ pos.len typ ...]
pos
集約フィールドの位置を指定します。
レコードの先頭を0として計算します。入力がテキストファイルの場合は、FieldDefinitionプロパティの値に従って、浮動フィールド、または固定フィールドで指定します。テキストファイル以外の場合は、常に固定フィールドとなります。浮動フィールドはフィールド番号を、固定フィールドはカラム位置を指定します。
len
集約フィールドの長さを指定します。
テキストファイルで浮動フィールドとして処理する場合、集約結果は指定されたフィールド長で処理されます。指定したフィールド長より実際のフィールド長が長い場合、数字の左から指定フィールド長分が有効となります。逆に指定したフィールド長より実際のフィールド長が短い場合、指定したフィールド長に拡張して処理します。
typ
集約フィールドのデータ形式を指定します。
詳細は、1.7.4.2 集約フィールドに指定可能なデータ形式を参照してください。
解説
キーフィールドが等しい複数のレコードの集約フィールドを加算し、1つのレコードにします。
レコード集約機能を使用する場合は、SumCmdStrプロパティの指定とHandlingSameKeyプロパティに3(レコード集約)を設定する必要があります。
複数の集約フィールドを指定する場合は、集約フィールドを連続して指定するか、コンマ(,)で区切って指定します。
集約フィールドを指定する場合は、入力レコード内のフィールドを指定してください。テキストファイル、または可変長レコード形式のファイルの場合は、ファイル内の最小レコード長以下となるように位置と長さを指定します。
記述例
例
入力レコードの20バイト目から10バイトの外部10進数のフィールドを集約します。
19.10zdl
入力レコードの10バイト目から10バイトの外部10進数のフィールドと30バイト目から8バイトの固定小数点2進数を集約します。
9.10zdl29.8fbi