入力レコード情報を指定します。
記述形式
レコード形式を指定します。
記述形式
recform=record-format
record-format
レコード形式を指定します。
システムの標準ファイルシステムのファイルを処理する場合にレコード形式の指定を省略すると、バイナリファイル固定長レコード形式を指定したものとして動作します。システムの標準ファイルシステム以外のファイル、またはテキストファイルを処理する場合は省略できません。指定可能なレコード形式については、1.6 PowerSORTの入出力環境、および1.7.2 フィールドの指定方法を参照してください。
以下から1つを選択して指定します。
record-format | 意味 |
---|---|
fix | バイナリファイル固定長レコード形式 |
var | バイナリファイル可変長レコード形式 |
txtfix | テキストファイル固定フィールド指定のレコード形式 |
txtflt | テキストファイル浮動フィールド指定のレコード形式 |
txtcsv | テキストファイルCSV形式 |
txttsv | テキストファイルTSV形式 |
注意
システムの標準ファイルシステムのファイルを処理する場合は、レコード形式にバイナリファイル可変長レコード形式を指定できません。
テキストファイル浮動フィールド指定のレコード形式の場合に、フィールド分離文字列を指定します。
fldsepxオペランドと同時に指定することはできません。
fldsepオペランド、およびfldsepxオペランドのどちらの指定も省略した場合は、タブ、および空白をフィールド分離文字として扱います。
記述形式
fldsep=field-separate
field-separate
フィールド分離文字列を指定します。
フィールド分離文字列に空白を含む場合は、フィールド分離文字列をダブルクォーテーション(")で囲みます。フィールド分離文字列にダブルクォーテーション(")を指定する場合は、ダブルクォーテーション(")の前に円記号(\)を指定します。
注意
入力ファイルのコード系がUnicode系(UTF-32形式)の場合、フィールド分離文字列はASCIIコードの範囲内の文字しか指定できません。ASCIIコードの範囲外の文字を指定する場合は、fldsepxオペランドで指定してください。
記述例
例
フィールド分離文字列として、文字列「SEPARATE」を指定します。
fldsep=SEPARATE
フィールド分離文字列として、文字列「F S」を指定します。
fldsep="F S"
フィールド分離文字列として、文字「'」を指定します。
fldsep='
フィールド分離文字列として、文字「"」を指定します。
fldsep=\"
フィールド分離文字列として、文字「\」を指定します。
fldsep=\
フィールド分離文字列として、文字列「**」を指定します。
fldsep=**
フィールド分離文字列として、文字列「* *」を指定します。
fldsep="* *"
テキストファイル浮動フィールド指定のレコード形式の場合に、フィールド分離文字列を16進数で指定します。fldsepオペランドと同時に指定することはできません。
fldsepxオペランド、およびfldsepオペランドのどちらの指定も省略した場合は、タブ、および空白をフィールド分離文字として扱います。
記述形式
fldsepx=field-separate-hex
field-separate-hex
フィールド分離文字列を16進数で指定します。
記述例
例
フィールド分離文字列として、文字列「AB」(ASCIIコード)を16進数で指定します。
fldsepx=4142
フィールド分離文字列として、文字列「<->」(UTF-32LE)を16進数で指定します。
fldsepx=600000002d00000062000000