入力ファイルと出力ファイルのファイルシステムを指定します。
記述形式
-F ofs,ifs [/ownername] [ ,ifs [/ownername] ...]
ofs
出力ファイルのファイルシステムを指定します。
ファイルシステムは識別子で指定します。詳細は指定可能なファイルシステムを参照してください。
ifs
入力ファイルのファイルシステムを指定します。
ファイルシステムは識別子で指定します。詳細は指定可能なファイルシステムを参照してください。
入力ファイルのファイルシステムは、入力ファイルごとに指定することができます。複数のファイルシステムを指定する場合は、入力ファイルの指定順にコンマ(,)で区切って指定します。入力ファイルの数がファイルシステムで指定した数より多い場合、ファイルシステムに指定した最後のファイルシステムが残りの入力ファイルに適用されます。入力ファイルの数がファイルシステムで指定した数より少ない場合、余分に指定したファイルシステムは無視されます。
ownername
Btrieveファイルシステムで必要な場合、最大8文字までのオーナーネームを指定します。
オーナーネームは、大文字と小文字が区別されます。
指定可能なファイルシステム
指定可能なファイルシステムを以下に示します。
識別子 | ファイルシステムの説明 |
---|---|
dos | システムの標準ファイルシステム (省略値) |
cobseq | 富士通COBOLファイルシステム(レコード順ファイル) |
cobs64 | 富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応レコード順ファイル) |
cobrel | 富士通COBOLファイルシステム(相対ファイル) |
cobidx | 富士通COBOLファイルシステム(索引ファイル) |
mfcseq | Micro Focus COBOLファイルシステム(レコード順ファイル) |
mfcrel | Micro Focus COBOLファイルシステム(相対ファイル) |
mfcidx | Micro Focus COBOLファイルシステム(索引ファイル) |
btrv | Btrieveファイルシステム |
注意
PowerSORTは、富士通COBOLファイルシステムが排他モードで開いているファイルには、アクセスすることができません。また、富士通COBOLファイルシステム(索引ファイル)を指定した場合は、富士通COBOLファイルシステムが共用モードで開いていたとしてもアクセスすることができません。共用モード、排他モードについては、お使いの富士通COBOLファイルシステムのマニュアルを参照してください。
富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応レコード順ファイル)を指定しても、使用する富士通COBOLファイルシステムが対応していない場合は富士通COBOLファイルシステム(レコード順ファイル)として動作します。BSAM対応については、お使いの富士通COBOLファイルシステムのマニュアルを参照してください。
富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応レコード順ファイル)を指定した場合は、富士通COBOLファイルシステムの仕様によりレコード排他処理が行われません。
Micro Focus COBOLファイルシステム(索引ファイル)、およびBtrieveファイルシステムは、入力ファイルのファイルシステムとしてのみ指定可能です。
データが圧縮されたMicro Focus COBOLファイルシステムの索引ファイルを入力ファイルに指定することはできません。