V1.0以前のPowerCOBOLで作成したプロジェクトを変換する場合、「B.7.1 V3.0以前からの留意事項」および「B.7.2 V2.0以前からの留意事項」に加え、以下のような留意事項があります。
文字列入力アイテム
V1.0では、文字列入力アイテムで文字列を編集中に[Enter]キーを入力すると、同じシート上にあるデフォルトのプッシュボタンアイテムのCLICKイベントが発生しました。
V2.0以降、文字列入力アイテムで[Enter]キーを入力すると、文字列入力アイテムのRETURNイベントが発生するように、仕様が変更されました。
V1.0で作成したプロジェクトを変換した場合は、そのままビルドすることにより、V1.0のときと同じように動作するアプリケーションを作成することができます。
ただし、本バージョンで、V1.0と同じように動作するアプリケーションを、新規に設計する場合は、テキストボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスで、以下の設定をしてください。
テキストボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスを開きます。
[テキストボックス]タブの[編集中に[Enter]キーを押したとき]のチェックをはずします。
OKボタンをクリックします。
コンボボックスアイテム
V1.0では、コンボボックスアイテムにフォーカスがある場合、[Enter]キーを入力すると、同じシート上にあるデフォルトのプッシュボタンアイテムのCLICKイベントが発生しました。
V2.0以降、コンボボックスアイテムで[Enter]キーを入力すると、コンボボックスアイテムのRETURNイベントが発生するよう、仕様が変更されました。
V1.0で作成したプロジェクトを変換した場合は、そのままビルドすることにより、V1.0のときと同じように動作するアプリケーションを作成することができます。
ただし、本バージョンで、V1.0と同じように動作するアプリケーションを、新規に設計する場合は、コンボボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスで、以下の設定をしてください。
コンボボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスを開きます。
[テキストボックス]タブの[[Enter]キーを押した場合Returnイベントを発生]のチェックをはずします。
OKボタンをクリックします。