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NetCOBOL V12.2 PowerCOBOL ユーザーズガイド
FUJITSU Software

B.7.3 V1.0以前からの留意事項

V1.0以前のPowerCOBOLで作成したプロジェクトを変換する場合、「B.7.1 V3.0以前からの留意事項」および「B.7.2 V2.0以前からの留意事項」に加え、以下のような留意事項があります。

文字列入力アイテム

V1.0では、文字列入力アイテムで文字列を編集中に[Enter]キーを入力すると、同じシート上にあるデフォルトのプッシュボタンアイテムのCLICKイベントが発生しました。

V2.0以降、文字列入力アイテムで[Enter]キーを入力すると、文字列入力アイテムのRETURNイベントが発生するように、仕様が変更されました。

V1.0で作成したプロジェクトを変換した場合は、そのままビルドすることにより、V1.0のときと同じように動作するアプリケーションを作成することができます。

ただし、本バージョンで、V1.0と同じように動作するアプリケーションを、新規に設計する場合は、テキストボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスで、以下の設定をしてください。

  1. テキストボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスを開きます。

  2. [テキストボックス]タブの[編集中に[Enter]キーを押したとき]のチェックをはずします。

  3. OKボタンをクリックします。

コンボボックスアイテム

V1.0では、コンボボックスアイテムにフォーカスがある場合、[Enter]キーを入力すると、同じシート上にあるデフォルトのプッシュボタンアイテムのCLICKイベントが発生しました。

V2.0以降、コンボボックスアイテムで[Enter]キーを入力すると、コンボボックスアイテムのRETURNイベントが発生するよう、仕様が変更されました。
V1.0で作成したプロジェクトを変換した場合は、そのままビルドすることにより、V1.0のときと同じように動作するアプリケーションを作成することができます。

ただし、本バージョンで、V1.0と同じように動作するアプリケーションを、新規に設計する場合は、コンボボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスで、以下の設定をしてください。

  1. コンボボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスを開きます。

  2. [テキストボックス]タブの[[Enter]キーを押した場合Returnイベントを発生]のチェックをはずします。

  3. OKボタンをクリックします。