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NetCOBOL V12.2 PowerCOBOL ユーザーズガイド
FUJITSU Software

8.3.3 フォーム間での情報の受け渡し方法

OpenFormメソッドのサンプルプログラム(Table2.ppj)では、商品ファイルを使って、フォーム間で情報を共有しました。また、CallFormメソッドのサンプルプログラム(ReturnCheck.ppj)では、復帰値を使って、情報の受け渡しができます。

これら以外のフォーム間の共有情報を受け渡す方法について説明します。

COBOL85言語仕様の場合

モジュールのプロパティ設定ダイアログボックスの[スクリプト言語]が"0 - COBOL85言語仕様"である場合、EXTERNALデータを使って情報を受け渡すことができます。たとえば、10バイトの文字列(DATA1)を共有する場合には、両方のフォームの作業場所節に、以下のようなデータ宣言をして、データを受け渡します。

WORKING-STORAGE

    01  DATA1 PIC X(10) GLOBAL EXTERNAL.

OOCOBOL言語仕様の場合

モジュールのプロパティ設定ダイアログボックスの[スクリプト言語]が"1 - OOCOBOL言語仕様"である場合、EXTERNALデータを使って情報を受け渡すことはできません。この場合、利用する子フォームをActiveXコントロールとして作成し、カスタムプロパティやカスタムメソッドを使って、情報を受け渡します。ActiveXコントロールの作成方法およびその利用方法については、「9.2 ActiveXコントロールを作成する」および「9.3 ActiveXコントロールを使ったアプリケーションを作成する」を参照してください。

注意

COBOL85言語仕様で作成されたモジュールと、OOCOBOL言語仕様で作成されたモジュールのあいだで、EXTERNALデータを使って情報を受け渡すことはできません。