OpenFormメソッドのサンプルプログラム(Table2.ppj)では、商品ファイルを使って、フォーム間で情報を共有しました。また、CallFormメソッドのサンプルプログラム(ReturnCheck.ppj)では、復帰値を使って、情報の受け渡しができます。
これら以外のフォーム間の共有情報を受け渡す方法について説明します。
モジュールのプロパティ設定ダイアログボックスの[スクリプト言語]が"0 - COBOL85言語仕様"である場合、EXTERNALデータを使って情報を受け渡すことができます。たとえば、10バイトの文字列(DATA1)を共有する場合には、両方のフォームの作業場所節に、以下のようなデータ宣言をして、データを受け渡します。
WORKING-STORAGE
01 DATA1 PIC X(10) GLOBAL EXTERNAL.
モジュールのプロパティ設定ダイアログボックスの[スクリプト言語]が"1 - OOCOBOL言語仕様"である場合、EXTERNALデータを使って情報を受け渡すことはできません。この場合、利用する子フォームをActiveXコントロールとして作成し、カスタムプロパティやカスタムメソッドを使って、情報を受け渡します。ActiveXコントロールの作成方法およびその利用方法については、「9.2 ActiveXコントロールを作成する」および「9.3 ActiveXコントロールを使ったアプリケーションを作成する」を参照してください。
注意
COBOL85言語仕様で作成されたモジュールと、OOCOBOL言語仕様で作成されたモジュールのあいだで、EXTERNALデータを使って情報を受け渡すことはできません。