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NetCOBOL V12.2 PowerCOBOL ユーザーズガイド
FUJITSU Software

7.2.1 プロパティの記述形式

プロパティとは、フォームやコントロールがもつ属性です。プロパティには、コントロールに表示される文字列、コントロールの色、コントロールの位置や大きさなどがあります。

コントロールやフォームがもつプロパティの詳細については、『リファレンス』を参照してください。

プロパティは、以下の形式で記述します。

    "プロパティ名"[(添字-1・・・)]
            [ OF "プロパティ名"[(添字-1・・・)]]
            [ OF コントロール名[(添字-2)]]
               OF {コントロール名[(添字-2)]|POW-SELF}
プロパティ名

コントロールおよびフォームがもつプロパティの名前です。

プロパティ名は、""で囲まないで記述することもできます。ただし、プロパティ名がCOBOLの予約語と同じである場合は、""で囲まなければなりません。

また、プロパティ名の大文字と小文字は区別する必要はありません。ただし、オブジェクトのクラス名を利用してプロパティにアクセスする場合は、大文字と小文字を区別して記述する必要があります。オブジェクトのクラス名を利用してプロパティにアクセスする方法については、「8.2.1 オブジェクトへアクセスするには」を参照してください。

添字-1

複数の要素をもつプロパティの場合、そのプロパティの個々の要素を参照するためのインデックス値を指定します。

インデックス値には、データ名または定数が使用できます。たとえば、表コントロールのセルを特定するためのTableCellsプロパティは、"TableCells"(a b)というように記述します。

添字-2

コントロールが配列化されている場合、個々のコントロールを参照するためのインデックス値を指定します。

インデックス値には、データ名または定数が使用できます。コントロールを配列化した場合のプログラミング方法については、「8.1 配列化したコントロールを使ったアプリケーションを作成する」を参照してください。

コントロール名

コントロールのプロパティを記述する場合には、そのプロパティをもつコントロールの名前を記述します。

コントロール名とは、コントロールを識別するためにフォーム編集時に設定した名前です。

コントロールの命名規則については、「4.7 プロジェクト構成要素の命名規則」を参照してください。

POW-SELF

フォームのプロパティを記述する場合には、POW-SELFを使用します。POW-SELFはフォーム自身を表しています。POW-SELFの代わりに、フォーム名を使うこともできます。

フォームの命名規則については、「4.7 プロジェクト構成要素の命名規則」を参照してください。