PowerCOBOLのデバッグでは、以下の実行方法を使用することができます。
中断点まで実行する
1ステップだけ実行する
カレット位置まで実行する
手続きの出口まで実行する
注意
PowerCOBOLのイベント手続きの最後に、出口文(EXIT PROGRAM文など)が記述されていない場合、記述したイベント手続きよりも後方まで実行されることがあります。これは、PowerCOBOLが、記述されたイベント手続きを組み合わせ、必要な手続きを付加して1つのCOBOLプログラムを生成し、実行可能プログラムを作成しているためです。この現象は、イベント手続きの最後に出口文を記述することにより回避することができます。
PowerCOBOLが作成するCOBOLプログラムの構造は、「イベント駆動型のプログラムスタイル」を参照してください。
中断点まで実行する場合は、[デバッグ]メニューの[実行]コマンドを選択します。中断点が設定されていない場合は、プログラムが終了するまで実行します。
1ステップだけ実行する場合は、[デバッグ]メニューの[ステップイン]または[ステップオーバー]コマンドを選択します。実行する手続きが、他の手続きを呼び出す文であった場合、ステップインとステップオーバーで動作が異なります。
ステップイン
他の手続きの先頭で中断します。
ステップオーバー
他の手続きの中では中断せず、現在中断している手続き中の次の文で中断します。
ただし、ステップオーバーしても、呼び出している他の手続きの中に中断点が設定されている場合は、その位置で中断します。
カレット位置まで実行する場合は、[デバッグ]メニューの[カレット位置まで実行]コマンドを選択します。中断するカレット位置は、最後にフォーカスをもっていた手続き編集ウィンドウのカレットがある行です。
ただし、カレット位置まで到達する前に、中断点が設定されている場合は、その位置で中断します。
手続きの出口まで実行する場合は、[デバッグ]メニューの[手続きの出口まで実行]コマンドを選択します。中断する位置は、現在実行中の手続きから抜ける直前の行です。
ただし、手続きの出口まで到達する前に、中断点が設定されている場合は、その位置で中断します。