PowerCOBOLでは、実行時のコード系をUnicodeで扱うアプリケーションを作成することができます。実行時のコード系は、以下の操作により変更できます。
デザインツリーウィンドウのプロジェクトを選択します。
ポップアップメニューの[プロパティ]コマンドを選択します。
プロジェクトのプロパティ設定ダイアログボックスで、[ビルド]タブを選択します。
[ランタイムコードセット]から"1 - UTF16,LE"または"2 - UTF16,BE"を選択します。
OKボタンをクリックします。
ランタイムコードセットは、COBOLコンパイラのRCS(実行時コード系の指定)オプションに相当し、実行時のコード系をシフトJISコード("0 - SJIS")にするか、Unicode("1 - UTF16,LE"または"2 - UTF16,BE")にするかを指定することができます。
Unicodeについての詳細は、『NetCOBOL ユーザーズガイド』を参照してください。
注意
ランタイムコードセットがUnicode("1 - UTF16,LE"または"2 - UTF16,BE")である実行可能プログラムと、シフトJISコード("0 - SJIS")である実行可能プログラムを混在させ、1つのアプリケーションとして実行させることはできません。
ランタイムコードセットをUnicode("1 - UTF16,LE"または"2 - UTF16,BE")にした場合、V3.0以前に使用していたアイテムの属性名およびCALL文によるメソッドの呼び出しを使用することはできません。使用した場合、ビルド時にエラーとなります。
ランタイムコードセットをUnicode("1 - UTF16,LE"または"2 - UTF16,BE")にする場合には、「7.2 プロパティへのアクセス方法」および「7.3 メソッドの呼び出し方法」に記載されている記述形式を使用してください。