ここに記載する情報は、以下の製品に適用されます。
NetCOBOL Base Edition 開発パッケージ (32bit)
NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ (32bit)
NetCOBOL Professional Edition 開発パッケージ (32bit)
NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ (32bit)
項番 | V/L(注) | P番号 | 現象 |
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1 | V10.0.0 | PH08505 | 以下の[条件1]または[条件2]のどちらかを満たす場合、COBOLプログラムの翻訳時に、コンパイラが異常終了する場合があります。 このとき、特定のメッセージは出力されません。 [条件1]
[条件2]
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2 | V10.0.0 | PH13322 | 以下の条件の場合、NetCOBOL Studioのデバッグ時に設定したブレークポイントに中断しません。
*1:プログラム定数またはAS指定による定数によって指定したプログラム名 *2:AS指定による定数によって指定したメソッド名 |
3 | V10.0.0 | PH13959 | 以下の[条件1]または[条件2]のどちらかを満たす場合、COBOLプログラムの翻訳時に、コンパイラが無限ループをして翻訳が完了しないことがあります(*1)。 *1:無限ループが発生しない場合、翻訳処理の結果は正しいです。 [条件1]
[条件2]
*1:IF文の入れ子の例。この例では入れ子の階層は2です。 IF ~ ---------+ IF ~ --+ | ~ | | <COBOL 文> 階層2 階層1 ~ | | END-IF --+ | END-IF ----------+ *2:翻訳時のメモリの状態に依存するため、条件に一致しても無限ループしないことがあります。 |
4 | V10.0.0 | PH13960 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、コンパイラが以下のメッセージを出力して異常終了する場合があります。 JMN0102I-U 翻訳処理が続行不可能となりました.他の診断メッセージが表示されている場合は,それらを修正して,再度翻訳してみて下さい.(区名=JMN440,モジュール名=SC40ALAR,詳細コード=4008,行情報=nnnn.)
*1:翻訳オプションのデフォルト値は製品の動作OSにより異なります。Windowsの場合、デフォルトはNOOPTIMIZEです。 *2:プログラム例 BASED-STORAGE SECTION. 01 B1 PIC X(30) BASED ON P-B1. WORKING-STORAGE SECTION. 01 P-B1 USAGE POINTER. 01 W1. 05 W11 PIC X(30). 05 W12 PIC X(30). ★ PROCEDURE DIVISION. CALL 'SUB' USING W11. MOVE FUNCTION ADDR(W12) TO P-B1. |
5 | V10.0.0 | PH14298 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの実行時に、転記の結果が正しくありません(*1)。 *1:送出しの値の下位1バイトが転記されません。
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6 | V10.0.0 | PH14444 | 以下の条件の場合、NetCOBOL StudioでSubversionなどのリモート上のリポジトリに存在するCOBOLソースプログラムをCOBOLエディタで開くと、開くまでに長い時間がかかることがあります。
*:目安は段落数が100以上。1つの段落が50行程度。 なお、発生条件の数値はハードウェアスペックやOSの状態により変化します。 |
7 | V10.0.0 | PH14957 | 以下の条件の場合、依存ビューおよび、構造ビューのプロジェクト要素およびソースファイルフォルダ要素にエラーや警告を示すアイコンが表示されません。また、COBOLエディタを開いたときに、エラーや警告の行に対して、テキスト・エディターの注釈設定の[テキストの表示](*)に指定された表示(エラーのデフォルトは赤色の下波線、警告のデフォルトは黄色の下波線)がされません。 *: [ウィンドウ]>[設定]メニューから[設定]ダイアログを開き、左ペインの[一般]>[エディター]>[テキスト・エディター]>[注釈]を選択することで表示されます。
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8 | V12.0.0 | PH15286 | 以下の条件の場合、NetCOBOL StudioのCOBOLエディタのビューにエラーアイコンが表示されて登録集ファイルを開くことができません。
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9 | V12.0.0 | PH15700 | 以下の条件の場合、NetCOBOL StudioでCOBOLプロジェクトの設定項目「ファイル・コンテンツ」の変更を行っても、COBOLプロジェクトのプロパティ情報を保持する設定ファイル(.CobolOptions)に変更が反映されません。 その結果、ファイル・コンテンツページで拡張子に対して設定したコンテンツとしてCOBOLプロジェクトで扱われないため、以下の例に示す現象が発生します。 [現象例]
[条件]
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10 | V12.0.0 | PH15701 | 以下の条件の場合、リモートビルドする度にリモートサーバ上のCOBOL登録集を常に更新します。 その結果、リモートビルドでは、常にコンパイル・リンクが行われます。
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11 | V10.0.0 | PH15858 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、以下のどちらかのエラーが出力される場合があります。
XXXX : 発生条件1の文の名前が設定されます。
* : OSIV互換の翻訳指示文で、記述した場合は注釈とみなされます。 |
注:V/Lは障害が存在する範囲を示します。