バックエンド連携サービスライブラリでは、共通なインタフェースによるバックシステムとの連携を行うライブラリを提供します。Apcoordinatorで作成するビジネスクラスより、バックエンド連携サービスライブラリのインタフェースを呼び出すことで、バックシステムのアプリケーションを呼び出せます。
バックエンド連携サービスライブラリを使用するには、ご使用になるアプリケーションサーバの説明書に従って、EJB、JMS、および、呼び出すサービスに必要な設定を行ってください。
また、バックエンド連携サービスライブラリを使用する際に必要なソフトウェアについては、“1.4.2 アプリケーション実行時に必要なソフトウェア”を参照してください。
同期または非同期によるアプリケーションの呼び出し
アプリケーションの呼び出しは、次の呼び出しに分類できます。
同期:アプリケーションが終了するまで、呼び出したプログラムが待ち合わせます。
非同期:呼び出したプログラムと、呼び出されたプログラムが並行して処理を行います。
バックエンド連携サービスライブラリでは、定義を行なうことで、同じアプリケーションを同期、または、非同期により呼び出せます。呼び出し方法には、次の方法があります。
呼び出し方法 | 動作 | |
---|---|---|
同期 | 直接呼び出し | 直接呼び出し、処理の終了後に、呼び出しメソッドが復帰します。 |
同期変換 | イベントサービスにより、呼び出しの要求を行い、呼び出した処理の終了を待ち合わせ、呼び出しメソッドが復帰します。 | |
非同期 | 突き放し | イベントサービスにより、呼び出しの要求を行い、直ちに呼び出しメソッドは復帰します。 |
突き合せ | イベントサービスにより、呼び出しの要求を行い、直ちに呼び出しメソッドは復帰します。呼び出した処理結果をあとから参照できます。 |
共通インタフェースで異なるアプリケーションの呼び出し
バックエンド連携サービスライブラリでは、異なるバックシステムのアプリケーションを同じインタフェースにより呼び出せます。アプリケーションの呼び出しには、次のサービスが利用できます。
CORBAを呼び出す、CORBAサービスアダプタ
メッセージを送信する、メッセージ送信サービスアダプタ
コマンドの実行を行う、コマンド実行サービスアダプタ
利用者が作成する、利用者作成サービスアダプタ