ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server システム設計ガイド
FUJITSU Software

1.1 業務モデルの種類

本製品がサポートする業務モデルには、以下の3つがあります。

それぞれの業務モデルの選択ポイントを説明します。

業務モデル

選択のポイント

同期型のオンライン業務

1つの業務やWebサービス内のアプリケーションを一問一答で同期的に呼び出し、処理結果をその場で受け取るオンライン業務に使用します。形式によって、同期アプリケーション連携実行基盤またはApcoordinatorを選択します。

同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合
ブラウザの画面から発行したリクエストをServletやEJBのアプリケーションで受け付け、業務処理を行うCOBOLやC言語のアプリケーションの処理結果を待ち合わせて呼出元に復帰します。
このような業務モデルを選択する場合、同期アプリケーション連携実行基盤を使用します。

Apcoordinatorを使用する場合
ブラウザの画面から発行したリクエストの受け付けと業務処理を行うサーバアプリケーションの両方をJava EEに特化して作成する場合は、Apcoordinatorを使用します。詳細は、“Apcoordinator ユーザーズガイド”を参照してください。

ディレイド型のオンライン業務

(業務フローを使用した複数アプリケーションの連携)

アプリケーションの処理要求を突き放して実行し、業務処理自体は非同期に実行して後から処理結果を受け取る場合や、サーバ上の複数のアプリケーションを業務フローに従って連鎖的に実行する業務に使用します。この形態の場合は、非同期アプリケーション連携実行基盤を選択します。

非同期アプリケーション連携実行基盤
処理要求に沿った業務フローを開始するアプリケーションから、複数のアプリケーション(注1)を連携して業務処理を行い、処理結果を受け取ります。
なお、処理結果を受け取らず処理を突き放して実行することもできます。

オンデマンド型のオンライン・バッチ連携業務

オンライン業務を停めずに、オンライン処理の取引履歴や実行履歴を元にタイムリーに行うバッチ業務に使用します。

注1) アプリケーションには、COBOLおよびJavaが使用できます。C言語は使用できません。