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Interstage Application Server V12.2.0 J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)
FUJITSU Software

29.7.11 故障監視機能の異常

障監視機能を使用しているが、故障が検出されない場合がある

WebサーバコネクタとWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)で、同一のWebサーバ名を使用している可能性があります。

故障監視を行っているWebサーバ名が、WebサーバコネクタとWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)の両方で使用されている場合、正しく故障監視を行うことができません。

以下の方法で、それぞれのWebサーバ名を確認してください。

故障監視を行っているWebサーバ名が、WebサーバコネクタとWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)の両方で使用されている場合、Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)で使用するWebサーバ名を変更してください。

  1. Webサーバ名を変更するWebサーバを停止します。

    Webサーバの停止方法については、「Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド」の「運用・保守」-「起動・停止」-「停止」を参照してください。

  2. wscadmin list-web-serversサブコマンドの--detailオプションでWebサーバコネクタの設定を出力し、記録します。
    list-web-serversサブコマンドについては、お使いのJava EE 6または、Java EE 7のマニュアルのwscadmin list-web-serversサブコマンドを参照してください。(注)

  3. wscadmin delete-envサブコマンドでWebサーバコネクタの動作環境を削除します。
    delete-envサブコマンドについては、お使いのJava EE 6または、Java EE 7のマニュアルのwscadmin delete-envサブコマンドを参照してください。(注)

  4. テキストエディタなどでWebサーバ一覧ファイル(servers.conf)を開いて、変更対象のWebサーバ名を新しいWebサーバ名に変更します。

    Webサーバ一覧ファイル(servers.conf)の設定方法については、「Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド」の「チューニング」-「環境定義」-「Web サーバ一覧ファイル(servers.conf)」を参照してください。

  5. wscadmin create-envサブコマンドで、新しいWebサーバ名を指定し、Webサーバコネクタの動作環境を作成します。
    create-envサブコマンドについては、お使いのJava EE 6または、Java EE 7のマニュアルのwscadmin create-envサブコマンドを参照してください。(注)

  6. asadmin、またはwscadminコマンドを使用し、2.で記録したWebサーバコネクタの設定と同様になるように、設定を行ってください。
    asadmin、wscadminコマンドについては、お使いのJava EE 6または、Java EE 7のマニュアルを参照してください。(注)

  7. Webサーバ名を変更したWebサーバを起動します。

    Webサーバの起動方法については、「Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド」の「運用・保守」-「起動・停止」-「起動」を参照してください。

    注)
    • Enterprise EditionJava EE 6を使用している場合
      「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」の「Java EE 6運用コマンド」

    • Java EE 7を使用している場合
      「Java EE 7 設計・構築・運用ガイド」の「Java EE 7運用コマンド」


svmondspstatコマンドで表示されない振り分け先がある

WebサーバコネクタとWebサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)で、同一のWebサーバ名を使用している可能性があります。

故障監視機能を使用しているが、故障が検出されない場合がある」を参照してください。