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Interstage Application Server V12.2.0 高信頼性システム運用ガイド
FUJITSU Software

B.1 ロードバランス機能

ロードバランス機能(NSLBO:Naming Service-Load Balancing Option)は、ネーミングサーバ機能が拡張され、均一な運用環境での負荷分散を実現しています。
同じサーバオブジェクト(インタフェースが同一で、同じ機能を提供するオブジェクト)を複数のサーバ上に配置します。このオブジェクトに対してクライアントから要求があった場合には、これらのオブジェクトへの負荷が均等になるように調整して、最適なサーバ上のリファレンスを返答することで複数サーバへの要求の分散が実現できます。



ロードバランスでは、同一サーバオブジェクト(オブジェクト1)を複数のサーバ上で運用し、このオブジェクトに対するクライアントからの要求に対して順番に割り当てることにより負荷分散を実現しています。なお、ロードバランスの対象となるサーバオブジェクトは、ネーミングサービスと同時にロードバランスオブジェクトグループで管理します。ロードバランスオブジェクトグループでは、ロードバランスの対象となる同一サーバオブジェクトをまとめて管理しています。