クラスタサービス上で異常(切り替え)が発生した場合の対処方法について説明します。
異常発生時には、本手順にしたがって復旧作業を実施してください。
トラブルシューティング
切り替え後の待機ノードの組み込み
1. トラブルシューティング
クラスタ切り替えが発生した場合には、以下の手順でトラブル原因を調査してください。
クラスタシステムが検出した異常を確認します。Interstageの状態遷移プロシジャ、Cmdlineリソースの異常を検知してフェイルオーバが行われている場合は次へ進みます。それ以外の異常の場合は、その状態遷移プロシジャ、または、Cmdlineリソースの内容を調査してください。
Interstage の状態遷移プロシジャ、または、Cmdlineリソースを修正したか否かを確認します。修正している場合には、修正した部分で発生しているのか、それとも Interstageの既存制御で発生しているのかを調査します。Interstageの既存制御で発生している場合には次へ進みます。状態遷移プロシ ジャ、Cmdlineリソースの修正部分で発生している場合には、その修正箇所に対して調査を行ってください。
Interstageの出力メッセージを確認し、原因を調査してください。
2. 切り替え後の待機ノードの組み込み
サーバ異常による切り替え時、サーバ上のプロセスやIPC資源(Solaris、Linuxの場合)などが残っている場合があります。そのため、サーバマシンの停止/再起動により資源を回収後、待機ノードの組み込みを行ってください。
注意
サーバマシンの再起動を行わずにノードの組み込みを行った場合、Interstageの起動に失敗する場合があります。ノードの組み込み前に、必ずサーバマシンの再起動を行ってください。