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Interstage Application Server V12.2.0 高信頼性システム運用ガイド
FUJITSU Software

4.5.1 運用パターン

クラスタサービス上での運用パターンは、クラスタ製品が提供する機能にしたがいます。
以下に、クラスタ製品ごとの運用パターンについて説明します。


PRIMECLUSTERの場合

クラスタシステムに対する操作

運用ノードの状態

待機ノードの状態

起動
停止  →  起動
停止  →  待機
切り替え
起動  →  待機
待機  →  起動
交換
起動  →  待機
待機  →  起動
組み込み
起動
停止  →  待機
停止
起動  →  停止
待機  →  停止
フェイルオーバ(異常発生時)
起動  →  異常停止
待機  →  起動
フェイルオーバ発生後の復旧
異常停止  →  待機
起動

WSFCの場合

クラスタシステムに対する操作

運用ノードの状態

待機ノードの状態

起動
停止  →  起動
停止
フェイルオーバ(操作時)
起動  →  停止
停止  →  起動
停止
起動  →  停止
停止  →  停止
フェイルオーバ(異常発生時)
起動  →  異常停止
停止  →  起動
フェイルオーバ発生後の復旧
異常停止  →  待機
起動

「切り替え」、「フェイルオーバ(操作時)」は、オペレータによる操作によりクラスタの切り替えを行うケース、「フェイルオーバ(異常発生時)」は、異常によりクラスタが自動的に切り替えられるケースになります。


注意

クラスタ環境では、切り替え/フェイルオーバ時にInterstage管理コンソールの制御の引継ぎは行われません。必ず運用ノード切り替え後に、Interstage管理コンソールの再ログオンが必要です。