IPCOMと連携したワークユニットに対する負荷分散システムでは、任意の監視対象ワークユニットが停止した場合に、そのサーバを負荷分散対象サーバから切り離した縮退運用が行えます。負荷分散の対象となるワークユニットおよび業務上の重要なワークユニットを監視対象とします。
以下の図ではワークユニット異常終了時の縮退運用について説明します。
監視対象ワークユニットの設定方法
IPCOMによるワークユニットの稼動状態監視の設定方法について説明します。
当該ワークユニットに対する監視の実施有無を指定します。本設定方法では、複数のワークユニットを監視対象として指定できます。
Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [新規作成]または[ワークユニット] > [環境設定]タブの、IJServerワークユニットの場合は[EJBコンテナ設定]、CORBAワークユニットの場合は[ワークユニット設定]で以下の設定を行ってください。
IJServerワークユニットの場合は、isj2eeadminコマンドでも設定できます。詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
IPCOMによるワークユニットの稼働状態監視 |
| IPCOMによるワークユニットの稼動状態監視の実施有無を指定します。 |
トランザクションアプリケーションの場合は、ワークユニット定義の[Traffic Director Monitor Mode:IPCOM連携時の監視有無]に「YES」を設定してください。ワークユニット定義の詳細については、「OLTPサーバ運用ガイド」を参照してください。
注意
ワークユニットのHotDeploy処理中や起動処理中、停止処理中にも縮退運用が行われます。
IJServerワークユニットの場合、IJServerタイプが以下の場合のみ稼動状態監視を実施することができます。
EJBアプリケーションのみ運用
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用