注意
ワークベンチで発生する問題に関する注意
以下で発生した問題に対して当社のサポートを受けることはできません。
ワークベンチの以下の機能
CVS機能、Git機能
EMF(Eclipse Modeling Framework)機能
プラグイン開発機能
EJBのXDoclet関連機能
静的Webプロジェクト関連機能
WebサービスのAxis関連機能
Interstage Application Server以外のサーバ機能
ソフトウェア説明書の"関連ソフトウェア"に記載しているデータベース製品以外に関するデータベース機能
ファイル、フォルダ、プロジェクトが削除できない。
【現象】
ワークベンチからの操作によって、ファイルシステムのパス長の最大値を超えるパスのファイルが誤って生成される場合があり、ワークベンチやエクスプローラからそのファイル、および、そのファイルを含んでいるフォルダ、プロジェクトの削除が失敗する場合があります。
【対処】
以下の方法で、ファイルシステムのパス長の最大値を超えるパスのファイルおよびフォルダを削除してください。
java -classpath <製品インストールフォルダ>\IDE\1202\bin\f5drprfc.jar RemoveFolderContents フォルダ名
本コマンドは、指定されたフォルダ内にあるファイルおよびフォルダを、1つずつ削除するかどうか問い合わせた上で削除します。指定されたフォルダ自身の削除は行いません。
[Windowsセキュリティの重要な警告]ダイアログボックスが表示される。
【現象】
以下の場合に[Windowsセキュリティの重要な警告]ダイアログボックスが表示されることがあります。
アプリケーションのデバッグを実行した場合
ワークベンチのメニューから[ヘルプ] > [ヘルプ目次]を選択した場合
[Windowsセキュリティの重要な警告]ダイアログボックスには以下のように表示されます。
コンピュータを保護するため、このプログラムの機能の一部が Windowsファイアウォールでブロックされています。 このプログラムをブロックし続けますか? 名前(N): Java(TM) 2 Platform Standard Edition binary 発行元(P): FUJITSU LIMITED
【対処】
[Windowsセキュリティの重要な警告]ダイアログボックスで、[ブロックする]、[ブロックを解除する]、あるいは、[後で確認する]のいずれかのボタンを押してダイアログボックスを閉じてください。どのボタンを押しても問題なく使えるようになります。
注意
[Windowsセキュリティの重要な警告]ダイアログボックスに表示されるメッセージはOSによって異なります。
メモリ不足エラーが発生し、ワークベンチが終了する場合がある。
【現象】
ワークベンチ上でメモリを大量に使用するような処理を行った場合、以下のエラーメッセージが表示されてワークベンチが終了することがあります。
「メモリ不足エラーが発生しました。この種のエラーが今後発生しないようにするには Readme の"Running Eclipse"セクションを参照してください。」
【対処】
このような場合には、"9.6.2 ワークベンチで使用するメモリ量を変更する"を参照してヒープ領域を増やしてください。
ワークベンチが起動しない。
【現象】
ワークスペースの情報に破損や損傷が発生すると、ワークベンチが起動しなくなることがあります。ワークベンチを強制終了した場合に発生することがあります。
【対処】
念のためワークスペースフォルダおよびconfigurationフォルダをバックアップしたあと、以下の事項を順番に試してみてください。
[ファイル名を指定して実行]や[コマンドプロンプト]から、ワークベンチを"-clean"オプション付きで起動します。
"<ワークベンチのインストールフォルダ>\eclipse\isstudio.exe -clean" で起動します。
ワークスペースの設定情報を初期化します。
<ワークスペースフォルダ>\.metadataフォルダを削除したあと、ワークベンチを起動します。本操作を行うとワークスペースの設定情報は初期化されるので、再設定が必要です。既存のプロジェクトもインポートして登録しなおしてください。
configurationフォルダを削除したあと、ワークベンチを起動します。
configurationフォルダの場所は、使用しているワークベンチにより異なります。
<ユーザのホームフォルダ>\.Interstage Studio\<製品バージョン>
Interstage管理コンソールまたはInterstage Java EE 7管理コンソールが起動しない。
【現象】
ローカルにインストールしたアプリケーションサーバのサービスは標準では停止状態です。停止状態のため、Interstage管理コンソールまたはInterstage Java EE 7管理コンソールが起動されません。
【対処】
ローカルのInterstage管理コンソールを使用する場合には、Interstage基盤サービス操作ツールで[J2EE実行環境を使用する]を選択してアプリケーションサーバのサービスを起動してください。
ローカルのInterstage Java EE 7管理コンソールを使用する場合には、Interstage基盤サービス操作ツールで[Java EE 7実行環境を使用する]を選択してアプリケーションサーバのサービスを起動後、asadmin start-domainコマンドを使用してInterstage Java EE 7 DASサービスを起動してください。
プラグインを追加後、製品を再インストールすると追加したプラグインのメニューが表示されない場合がある。
【現象】
ワークベンチにeclipseプラグインをインストール後、一度製品をアンインストールして、再度インストールすると、インストールしたeclipseプラグインに関するメニューなどが正しく表示されない場合があります。
【対処】
アンインストール前の情報がキャッシュとして残り、誤動作している可能性があります。以下の対処を実施して下さい。
ワークベンチの起動時に"-clean"オプションを指定する。
<ワークベンチのインストールフォルダ>\eclipse\isstudio.exe -clean
ワークスペースを再作成する。
ワークベンチを一度終了後、ワークベンチの構成ファイルを格納したフォルダ(<ユーザのホームフォルダ>\.Interstage Studio\<製品バージョン>)を削除して、再度ワークベンチを起動する。
ワークベンチの構成ファイルを格納したフォルダはワークベンチ起動時に再作成されます。
外部JARファイルのエラーメッセージが消えないことがある。
【現象】
以下を満たす場合に原因を解消してもエラーメッセージが消えないことがあります。
ワークベンチを利用している。
プロジェクトのプロパティ[Javaのビルド・パス]で外部JARファイルを登録している。
登録している外部JARファイルが参照不可能な状態でワークベンチを起動している。
[問題]ビューに、参照不可能な外部JARファイルに対してエラーメッセージ「プロジェクト’(プロジェクト名)’に必要なライブラリが見つかりません:’(ファイル名)’」が表示されている。
【対処】
登録している外部JARファイルを参照可能な状態でワークベンチを起動後、以下の方法でメッセージを削除します。
[問題]ビューで、外部JARファイルのエラーメッセージを選択し、コンテキストメニューの[削除]でエラーメッセージを削除する。
デバッグ中にデバッグ操作のコマンドおよびボタン操作が効かなくなる。
【現象】
デバッグ中に設定したブレークポイントに停止したあと、何らかの操作または事象により、[デバッグ]ビューの"中断中"のスレッド内の行からフォーカスが外れると、デバッグ操作のコマンドやボタンが動作しなくなる場合があります。
【対処】
[デバッグ]ビューの"中断中"のスレッドをクリックしてフォーカスを当てることで回避できます。
[新規サーバー]ウィザードの[Interstage Application Server]ページでエラーメッセージが表示され、[次へ]ボタンが押せない。
【現象】
[新規サーバー]ウィザードの[Interstage Application Server]ページで以下のエラーメッセージが表示され、[次へ]ボタンが押せない。
「%製品インストールフォルダ%\F3FMisje6\var\domains\domain1 は存在しません。」
「クラスパス・エントリー \modules\glassfish.jar がありません」
Interstage Application Serverがインストールされていない事が原因です。
【対処】
Interstage Application Serverをインストールしてください。
エラーダイアログボックスに「詳細はログを参照してください。」と表示されるが、どうしたらいいか分からない。
【現象】
エラーダイアログボックスに「詳細はログを参照してください。」と表示されるが、ログの格納場所や対処方法が分からない。
【対処】
ログは、メニューバーの[ヘルプ] > [Interstage Studioについて]を選択し、表示されたダイアログボックスで[インストール詳細]をクリックし、[インストール詳細]ダイアログボックスで[構成]タブの[エラー・ログの表示]をクリックすることで参照できます。また、次の手順でエラーログビューを表示することで差参照することもできます。メニューバーの[ウィンドウ] > [ビューの表示] > [その他]を選択し、表示された[ビューの表示]ダイアログボックスのツリーから[一般] > [エラー・ログ]を選択して[OK]をクリックするとエラーログビューが表示されます。
ここで表示されるログには、ワークスペースを作成した際の情報、ワークベンチを起動したときの情報およびワークベンチで発生したエラーについての情報が記録されます。
記録されるエラー情報には、ワークベンチの動作上問題ないものもあれば、ワークベンチに何らかの不具合が発生したときに記録されるものもあります。ワークベンチの動作に不具合がない場合は、エラーが記録されていても問題はありません。ワークベンチの動作に不具合がある場合は、以下に示すログを採取して、当社技術員に連絡してください。
ログは、以下のフォルダに作成されます。
<ワークスペースフォルダ>\.metadata\
ログは、以下の名前で作成されます。
.log
.bak_n.log (nは0から9までの一桁の数字)
.logは、最新のログが格納されますが、作成されていない場合もあります。.bak_n.log は、過去のログになります。
ファイル名、メッセージなどで英語が日本語に翻訳されて表示される。
【現象】
ワークベンチの画面、メッセージ等の日本語は、Pleiadesプラグインを使用して表示しています。そのため以下のような現象が発生します。
"test"という名前のファイルをエディタで表示すると、タイトルが"テスト"と表示される。
"time."(ドット付き)という名前のプロジェクトを作成しようとすると、エラーメッセージに"時間。"と表示される。
上記翻訳対象の文字は例であり、他の文字でも翻訳される場合があります。
【対処】
表示の不具合で動作に影響はありません。対処は不要です。
インストールフォルダ配下のファイルが更新できない。
【現象】
一般ユーザ(管理者権限のないユーザ)では、isstudio.iniやjbkplugin.propertiesなどのインストールフォルダ配下のファイルを更新できない場合があります。
【対処】
ファイルの更新は管理者権限を持つユーザで実施してください。
管理者権限のないユーザがファイルを更新する場合は、そのユーザに対してフルアクセス権または変更アクセス権を事前に設定してください。
検証を実行直後、プロジェクトの[Javaのビルド・パス]で指定したJARファイルが移動、コピー、削除できない。
【現象】
[Interstage EJB Container-managed Persistenceバリデータ]検証機能が、プロジェクトのビルドパスに指定されたJARファイルを最長2分間参照します。このため、JARファイルの移動、コピー、削除に失敗する場合があります。
【対処】
以下のいずれかの方法で対処してください。
[Interstage EJB Container-managed Persistenceバリデータ]は、J2EEのCMP拡張情報ファイル(FJCMP_xxxx.xml)を検証する機能です。当該機能を開発していない場合は、[Interstage EJB Container-managed Persistenceバリデータ]が動作しない設定にしてください。
[ウィンドウ]メニュー > [設定] > [検証]から[Interstage EJB Container-managed Persistenceバリデータ]の[マニュアル]と[ビルド]のチェックを外してください。
2分経過後、JARファイルの移動、コピー、削除してください。
Eclipseプラグインのインストールに失敗する。
【現象】
[Eclipse マーケットプレース]または[新規ソフトウェアのインストール]から新しいEclipseプラグインをインストールしようとすると、[インストール]ダイアログの[修復インストール・ページ]で「要求されたインストールを完了できませんでした。」と表示される場合があります。
[修復インストール・ページ]で[次へ]を押してインストールを続行しても、[問題が発生]ダイアログで「インストールする項目の収集中にエラーが発生しました」というエラーが表示されたり、インストールしたプラグインが正しく認識されない場合があります。
【対処】
"9.3.3 Eclipseプラグインをインストールする際の留意事項"を参考に、[使用可能なソフトウェア・サイト]へ、必要なロケーション情報を追加後、再度Eclipseプラグインをインストールしてください。