Java VMの起動オプションの指定方法を説明します。
JBKプラグインでJava VMを起動する際には、JDKのjavaコマンドのコマンドオプションをJava VMの起動オプションとして指定することができます。必要に応じて、以下の説明に従い起動オプションを指定してください。
Java VMの起動オプションの指定方法
Java VMの起動オプションを指定する場合には、jbkplugin.propertiesの中に以下の行を記述してください。
jbk.plugin.vmoption=<Java VMの起動オプション> |
<Java VMの起動オプション>には、以下のオプションが指定可能です。各オプションの詳細は、JDKのドキュメントのjavaコマンドの説明を参照してください。
Java SEのJava VM使用時に指定可能な起動オプション
複数のオプションを指定する場合には、各オプションを' '(空白)で区切って記述してください。
ネイティブエージェントライブラリの指定
クラスパスの指定
プロパティの定義
クラスファイルのロード状況を確認する
ブートストラップクラスパスの指定
指定されたパスをデフォルトのブートストラップクラスパスの前に追加する
指定されたパスをデフォルトのブートストラップクラスパスの後に追加する
ヒープ領域のスタートアップサイズの指定
ヒープ領域の最大サイズの指定
Javaクラスのガベージコレクションを行わない
CPUやヒープなどのプロファイリングを行う(-Xrunhprof:helpは使用不可)
OSのシグナルの使用を減らす
クラスファイルのフォーマットを厳密に検査する
注意
-classpathオプションの指定で、クラスパス名に空白文字が含まれている場合には、クラスパス名を'"'(ダブルクォーテーション)で囲んで指定してください。
-ms、-mx、-Xmsおよび-Xmxオプションでヒープ領域のサイズを指定する際には、ヒープ領域のスタートアップサイズが最大サイズ以下となるように指定してください。スタートアップサイズが最大サイズより大きく設定されていると、JBKプラグインはJava VMの起動に失敗します。
オプションの長さは、“jbk.plugin.vmoption=”を含めて1024byte以内に収めてください。1025byte目以降の文字列は無視されます。
“-Xbootclasspath”の指定には、使用するJava SEと異なるバージョンのブートストラップクラスパスを含めないでください。含めた場合、Java VMの実行時に異なるバージョンのクラスが呼び出されてしまい、Java VMの誤動作あるいは実行時にエラーを引き起こす可能性があります。また、環境変数“CLASSPATH”に存在するクラスをアプレット実行時にWebサーバからダウンロードした場合は、セキュリティ例外が発生することがあります。その場合はJava VMの起動オプションに-classpathオプションを追加してクラスパスを設定しなおすか、“jbk.plugin.sw.classpath.use_env”のプロパティに“false”を設定してください。
例
Java VMの起動オプションの指定例
jbk.plugin.vmoption=-Xms32m -Xmx96m -Dsun.java2d.noddraw=true |