●動作設定ファイル
動作設定は、動作設定ファイルで指定します。
動作設定ファイルは、以下に格納されています。
名前 | 格納フォルダ |
|---|---|
Web.config | 帳票Webサービスインストールフォルダ\inetpub\LCWebSvc配下 |
●設定方法
動作設定ファイル(以後、Web.configファイルと呼ぶ)の<appSettings>要素の中の子要素であるadd要素で動作設定を指定してください。
add要素の形式は以下のとおりです。
<add key=“キー値” value=“設定値” />
キー値と設定値に指定できる項目については“●設定項目”を参照してください。
動作設定を変更する場合は、帳票Webサービスに添付のWeb.configファイルの<appSettings>要素の中に、以下のように設定例を記述してありますので、Web.configファイルをテキストエディタなどで編集して設定を変更してください。
注意
Web.configファイルの編集前に、必ずファイルのバックアップを取ってください。
Web.configファイルは、UNICODE(UTF8)で記述されています。編集後の文字コードをUNICODE(UTF8)から変更しないでください。
<!-- 帳票Webサービス 動作設定 開始 -->
<appSettings>
<!-- PDFデータをメモリ渡しで復帰する場合の復帰可能な最大バイト数。
key:"MAXSIZE_RET_DATA_BY_MEM"
value:1~50000000。数字のみ指定可能。
・帳票出力で生成したPDFファイルが、このパラメタのvalue項目で
指定されたバイト数を超える場合はエラーで復帰する
(エラーコード:29506 メモリ復帰データサイズが条件を超えた)。
・省略時は、50000000が指定されたと見なす(約50Mバイト)
・値が指定可能な値では無い場合は、エラーで復帰する
(29401 PDF復帰最大サイズの指定が不当)。 -->
<add key="MAXSIZE_RET_DATA_BY_MEM" value="100000" />
<!-- ログレベルの指定。
key:"LOGLEVEL"
value:1,2,3のいずれか。
1: エラー発生時のみ、エラーだけをログ出力する
(省略時のデフォルト)。
2: エラーと主要イベントをログ出力
3: エラーと主要イベント、デバッグ用メッセージをログ出力する。
数字のみ指定可能。valueが1,2,3のいずれでも無い場合は、
1が指定されたと見なす -->
<add key="LOGLEVEL" value="1" />
</appSettings>
<!-- 帳票Webサービス 動作設定 終了 -->【留意事項】
Web.configファイルを編集する場合は、<appSettings>要素以外の情報を編集しないでください。誤って編集した場合は、帳票Webサービスが動作しなくなる可能性があります。
●設定項目
帳票Webサービスの動作設定で設定可能な項目の一覧を示します。
キー値 | 説明 | 設定可能値 | 省略値 |
|---|---|---|---|
MAXSIZE_RET_DATA_BY_MEM | 出力したPDFをメモリ復帰する場合の、復帰可能なPDFデータの最大バイト数。
| 1~50000000の範囲の数字 | 50000000 |
LOGLEVEL | ログ出力の出力レベル
| 1,2,3のいずれか | 1 |
【Windows版】のみ(注) DEBUG_DELETE_TEMP_FILE | 帳票Webサービス機能が動作時に作成する一時ファイルの削除設定
| trueまたはfalse | true |
注:【Windows(x64)版】を含みません。
注意
DEBUG_DELETE_TEMP_FILEについては、トラブル調査時に使用するため、通常は指定しないでください。
値をfalseとした状態で帳票出力を行った場合、エラーとなる場合があります。
エラーとなった場合、“A.7.1 【Windows版】と【Solaris版】共通の注意事項”の“一時ファイルについて”を参照してください。