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Interstage List Creator V10.6.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

16.1 ECM連携機能とは

ECM連携機能とは、List Creatorで出力した帳票をECM製品でスムーズに利用するための支援機能です。

ECM連携機能を利用すると、以下のことができます。

以下に、ECM連携機能でできることについて説明します。

ECM製品との連携(帳票の登録や管理)に必要な情報を記述したファイルの出力

ECM製品で利用する連携情報を記述したファイルを、帳票の出力先と同じフォルダへ出力できます。

ECM製品で利用する連携情報とは、以下のような属性情報です。

連携情報を記述したファイルの出力は、List Creatorの帳票出力時に実行されます。

以下に、ECM連携機能における帳票出力時の処理の流れについて示します。

図16.1 帳票出力時の処理の流れ(ECM連携機能)

ECM情報ファイル

ECM連携ファイルのファイル名や文字コード系など、ECM連携機能に関する情報を指定するファイルです。

ECM情報ファイルの詳細は、以下を参照してください。

⇒“16.3 ECM情報ファイル

ECM連携ファイル

ECM連携ファイルは、ユーザが帳票資源の一つとしてあらかじめ作成するファイルです。

ECM製品との連携を支援するための情報(帳票の登録先や検索用のキーワードなど)を指定しておきます。

帳票の出力先フォルダへ帳票と一緒に配置されるため、帳票と対応付けてECM製品で利用することがきます。このファイルは、連携するECM 製品やアプリケーションによって記述できる内容や指定形式が異なります。ご利用のECM 製品やアプリケーションにしたがってファイルを作成してください。

なお、ECM連携ファイルは、以下のいずれかの文字コードで作成してください。

  • Shift-JIS

  • UNICODE(UTF8)

出力されるECM連携ファイルは、参照されるECM連携ファイルと同じコード系で出力されます。

注意

  • 「%」はエスケープ文字として扱われます。
    「%」をECM製品登録時の属性に設定する場合は、「%%」と指定してください。

  • ECM連携ファイルには、フォームフィード制御文字(0x0C)は使用しないでください。

出力するファイル名やファイル中の文字列を、帳票のファイル名や帳票内のデータに置き換えて出力

帳票の出力時に、一緒に配置するECM連携ファイルのファイル名やファイル中の文字列を、出力する帳票のファイル名や帳票内のデータに置き換えて出力することができます。

ECM情報ファイルやECM連携ファイルを作成時に置換文字列を指定すると、帳票出力時に置換文字列の部分が置き換えられて出力されます。

置換文字列の詳細は、以下を参照してください。

⇒“16.4 置換文字列の指定