ここでは、帳票出力サーバで変更可能な項目について説明します。
注意
環境設定は、コネクタ連携機能のサービスの停止中に行ってください。
環境設定後の値は、サービスの起動後に有効となります。
サービスの起動および停止方法については、以下を参照してください。
本書に記載されている環境設定ファイルの項目以外は、変更しないでください。
ポイント
コネクタ連携機能を使用する場合、ファイアウォール機能が有効な環境では、List Creatorが使用するポートをブロックしないように設定してください。
●DaemonProperty ファイル
コネクタ連携機能の通信に関する設定です。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\remoteprint\daemon\bin\DaemonPropertyファイル
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVoast/remoteprint/daemon/bin/DaemonPropertyファイル
項目 | プロパティ | 初期値 | 設定範囲 | 説明 | |
---|---|---|---|---|---|
receivePort | 3913 | 1~65535 | ファイル受信用のポート番号です。運用環境に応じて変更してください。アプリケーションサーバのDefaultTransferPropertyファイルの送信先ポート番号の設定値と合わせる必要があります。 | ||
transfer.maxReceiveConnection | 64 | 1~(*1) | 同時に受信可能な接続数です。これを超えた接続要求に対しては切断します。運用環境に応じて変更してください。 | ||
jp.co.pfu.ardus.model.jom.daemon.responder.rmiPort | 3914 | 1~65535 | List Creator内部のRMI通信で使用するTCP/IPポート番号です。他アプリケーションでTCP/IPポート番号が使用されている場合のみ変更します。 | ||
タイムアウト時間 | transfer.bufferTimeout | 60 | 0~2147483647 | アプリケーションサーバから帳票出力サーバへ接続後、帳票出力サーバでの接続に時間がかかる場合や接続中のタイムアウト時間を秒単位で設定します。 | |
リトライ回数 | transfer.bufferRetryCount | 5 | 0~2147483647 | 接続中のタイムアウトが発生した場合にリトライする回数を設定します。 | |
リトライ間隔 | transfer.bufferRetryInterval | 10 | 0~2147483647 | 接続中のタイムアウトが発生した場合にリトライする間隔を秒数で設定します。 |
*1:
最大同時接続許可数の上限値に制限はありません。ただし、同時に接続する数が増加した場合、出力時に必要な仮想メモリなどが増加するため、十分なマシンスペックが必要となります。
*2:
インストール直後(初期状態)は、環境設定ファイルに「接続タイムアウト設定」に関する項目は記述されていません。 項目が記述されていない場合は、初期値で動作します。初期値を変更する場合は、環境設定ファイルに項目を追加し、設定してください。