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Enterprise Postgres 11 運用ガイド
FUJITSU Software

13.11.2 サーバコマンドを使用する場合

以下の3つの方法があります。

  

13.11.2.1 Fastモードによる停止

pg_ctlコマンドに“-m fast”を指定してインスタンスを停止します。

この方法を実施しても停止が失敗する場合は、“13.11.2.2 Immediateモードによる停止”、または“13.11.2.3 サーバプロセスの強制停止”に従った停止を実施してください。

> pg_ctl stop -D D:\database\inst1 -m fast

  

13.11.2.2 Immediateモードによる停止

pg_ctlコマンドに“-m immediate”を指定してインスタンスを停止します。

この方法を実施しても停止が失敗する場合は、“13.11.2.3 サーバプロセスの強制停止”に従って停止を行ってください。

> pg_ctl stop -D D:\database\inst1 -m immediate

  

13.11.2.3 サーバプロセスの強制停止

Fastモード、Immediateモードのいずれの方法でも停止できない場合は、pg_ctlコマンドのkillパラメータを使用してサーバプロセスを強制停止します。

手順を以下に示します。

  

  1. wmicコマンドを実行して、サーバプロセスのプロセスIDを特定します。

    c:\>wmic
    wmic:root\cli>process where "name = \"postgres.exe\"" get CommandLine,Name,ProcessId
    CommandLine                                                                             Name          ProcessId
    ~
    "C:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\bin\postgres.exe" -D "D:\database\inst1"        postgres.exe  896
    ~

    -Dオプションの引数に、該当するインスタンスのデータ格納先のディレクトリが示されているpostgres.exeのプロセスID(896)が、サーバプロセスになります。

      

  2. サーバプロセスを強制停止します。

    インスタンス管理者で、pg_ctlコマンドによりサーバプロセスの強制停止を行います。

    c:\>pg_ctl kill QUIT 896