準備
本機能を使用するためには、以下の準備が必要となります。
postgresql.confファイルのパラメータを設定します。
パラメータ“shared_preload_libraries”の先頭に『pgx_datamasking』を追加します。
インスタンスを再起動します。
本機能を利用するデータベースに対して、CREATE EXTENSION を実施します。
ここでは、対象のデータベースを“postgres”として説明します。
psqlコマンドを利用して、データベース“postgres”に接続します。
例
postgres=# CREATE EXTENSION pgx_datamasking; CREATE EXTENSION
注意
『pgx_datamasking』は、必ずパラメータ“shared_preload_libraries”の先頭に追加してください。
参考
本機能を利用しないときは、“pgx_datamasking.enable”を“false”に設定します。秘匿化ポリシーを設定していても、データは秘匿されません。“pgx_datamasking.enable”を“true”に設定することで、再度本機能を利用することができます。この設定は、SET文による指定とpostgresql.confファイルのパラメータ指定で可能です。
例
postgres=# SET pgx_datamasking.enable=false;
今後、新しいデータベースを作成する場合に、デフォルトで本機能が利用できるように、データベース“template1”に対しても同様に本準備作業を実施することを推奨します。
利用
秘匿化を利用するためには、秘匿化ポリシーの設定が必要です。秘匿化ポリシーは運用時に作成、変更、確認、有効化/無効化、削除が可能です。
秘匿化ポリシーの利用方法について、例を用いて以下の手順で説明します。
作成方法
変更方法
確認方法
有効化/無効化方法
削除方法
注意
秘匿化ポリシーの設定はデータベースのスーパーユーザーのみ実行可能です。