“システム異常を知らせるメッセージの出力”など、イベントが発生した時に、“システム管理者へショートメール送信”や“イベントに対処するアプリケーションの起動”といったアクションを、人手を介さずに自動的に行いたい場合は、イベント監視・アクション管理を検討します。
自動的に実行するアクションは、平日や休日、または時間帯によって変えることができます。
なお、Systemwalker Centric Managerと共存している場合は、Systemwalker Centric Manager上のイベント監視・アクション管理機能を使用してください。
イベント監視・アクション管理を行う場合の検討項目を、以下に示します。
検討項目
監視するイベントを検討します。なお、監視するイベントは1024個まで定義できます。
監視できるイベントの種類は、以下のとおりです。
イベントの種類 | 説明 |
---|---|
イベントログ | イベントログファイルに出力されるメッセージ |
ログファイル監視 | ログファイルに出力されるテキストの増分 独自のテキストログファイルなどに、異常事象をロギングしている製品を監視できます。監視対象としたロギングファイルにテキストが追加されると、イベントが発生したとみなされます。 |
監視メッセージ | Systemwalker Centric Manager(システム監視)で扱うメッセージ 定義先システムより論理的階層が下位に位置する、システム監視エージェントより送られてくる中継メッセージです。Systemwalker Centric Managerを導入している場合に監視できます。 |
また、イベントを特定するための条件(ログ/ソース名/イベントID/種類/分類)も検討します。
イベントが発生した時に自動実行するアクションを検討します。
イベント監視で提供される自動アクションは、以下のとおりです。
自動アクション | 説明 |
---|---|
音声による通知 | メッセージの読上げ、WAVファイルの再生、またはBeep音で通知 |
電子メール(E-Mail)送信 | E-Mailで任意の文書を通知 |
ポップアップメッセージ通知 | ポップアップメッセージで任意のメッセージを通知 |
ショートメール通知 | ショートメールで任意のメッセージを通知 |
SNMPトラップ送信 | SNMPトラップを発行 |
アプリケーション起動 | アプリケーションを起動 |
イベントログ出力 | 任意のメッセージをイベントログに出力 |
また、アクションの実行条件(日にち/時間)も検討します。
イベント監視・アクション管理については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”の“イベント監視・アクション管理をする【Windows版】”を参照してください。