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Systemwalker Operation Manager 設計ガイド
FUJITSU Software

9.2 イベント監視・アクション管理【Windows版】

“システム異常を知らせるメッセージの出力”など、イベントが発生した時に、“システム管理者へショートメール送信”や“イベントに対処するアプリケーションの起動”といったアクションを、人手を介さずに自動的に行いたい場合は、イベント監視・アクション管理を検討します。

自動的に実行するアクションは、平日や休日、または時間帯によって変えることができます。

なお、Systemwalker Centric Managerと共存している場合は、Systemwalker Centric Manager上のイベント監視・アクション管理機能を使用してください。

イベント監視・アクション管理を行う場合の検討項目を、以下に示します。

検討項目

監視イベント

監視するイベントを検討します。なお、監視するイベントは1024個まで定義できます。

監視できるイベントの種類は、以下のとおりです。

イベントの種類

説明

イベントログ

イベントログファイルに出力されるメッセージ

ログファイル監視

ログファイルに出力されるテキストの増分

独自のテキストログファイルなどに、異常事象をロギングしている製品を監視できます。監視対象としたロギングファイルにテキストが追加されると、イベントが発生したとみなされます。

監視メッセージ

Systemwalker Centric Manager(システム監視)で扱うメッセージ

定義先システムより論理的階層が下位に位置する、システム監視エージェントより送られてくる中継メッセージです。Systemwalker Centric Managerを導入している場合に監視できます。

また、イベントを特定するための条件(ログ/ソース名/イベントID/種類/分類)も検討します。

実行アクション

イベントが発生した時に自動実行するアクションを検討します。

イベント監視で提供される自動アクションは、以下のとおりです。

自動アクション

説明

音声による通知

メッセージの読上げ、WAVファイルの再生、またはBeep音で通知

電子メール(E-Mail)送信

E-Mailで任意の文書を通知

ポップアップメッセージ通知

ポップアップメッセージで任意のメッセージを通知

ショートメール通知

ショートメールで任意のメッセージを通知

SNMPトラップ送信

SNMPトラップを発行

アプリケーション起動

アプリケーションを起動

イベントログ出力

任意のメッセージをイベントログに出力

また、アクションの実行条件(日にち/時間)も検討します。

イベント監視・アクション管理については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”の“イベント監視・アクション管理をする【Windows版】”を参照してください。