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Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.2.269 ncvrestore.bat([監査ログ分析]画面のリストアコマンド)

機能説明

本コマンドは、[監査ログ分析]画面の資源を、指定された退避先から復元します。

バックアップユーザの資産を、他のユーザの資産としてコピーすることもできます。

記述形式

ncvrestore.bat

-b 退避先ディレクトリ名 [-u 復元ユーザ名 -c コピー先ユーザ名]

オプション

-b 退避先ディレクトリ名:

バックアップコマンドにより退避した[監査ログ分析]画面の資産の、退避先ディレクトリ名をフルパスで指定します。

-u 復元ユーザ名:

バックアップコマンドにより退避した[監査ログ分析]画面の資産から、特定のユーザの資産を指定して復元する場合に、復元するユーザ名を指定します。

省略された場合は、全ユーザ情報を復元します。

-c コピー先ユーザ名:

バックアップコマンドにより退避した[監査ログ分析]画面の資産から、特定のユーザの資産を指定して、他のユーザの資産にコピーして復元する場合に、コピー先のユーザ名を指定します。

-cオプションを指定する場合には、-Uオプションの指定が必須です。

復帰値

0:

正常終了

1:

異常終了

2:

警告レベルのエラー

参照

ncvbackup.bat([監査ログ分析]画面のバッアップコマンド)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\ncvconsole\utility\bin

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例1

「c:\backup」に退避した[監査ログ分析]画面の資源を復元します。

ncvrestore.bat -b c:\backup

使用例2

「c:\backup」に退避した[監査ログ分析]画面の資源のうち、userAの資源を復元します。

ncvrestore.bat -b c:\backup -u userA

使用例3

「c:\backup」に退避した[監査ログ分析]画面の資源のうち、userAの資源を、userBの資源にコピーします。

ncvrestore.bat -b c:\backup -u userA -c userB

実行結果/出力形式

正常終了時は、メッセージは出力されません。

異常終了時は、失敗した原因に合わせて、以下のメッセージが出力されます。

メッセージ

意味

実行権限がありません

Administrator権限を持っていないユーザで実行しました。

インストール情報の取得に失敗しました

[監査ログ分析]画面のインストール先の取得に失敗しました。(通常は発生しません。OSなどの環境異常時だけ発生する可能性があります。)

復元する情報がありません

ユーザ名を指定してリストアを実行しましたが、指定したユーザの資産が存在しません。

退避先の指定に誤りがあります

退避先に指定したディレクトリが存在しないなどの理由により、参照できません。

[監査ログ分析]画面情報の復元に失敗しました

その他の理由により、資産の復元に失敗しました。