Systemwalker Centric Managerでは、運用管理サーバが管理する単位を管理ドメインと呼び、部門管理サーバが管理する単位をサブドメインと呼びます。管理ドメインは複数のサブドメインから構成され、サブドメインは複数のTCP/IPネットワークのサブネットアドレスから構成されます。サブドメインには、管理対象となる業務サーバやクライアント、ネットワーク機器が所属します。
運用管理サーバ自身もサブドメインを管理します。運用管理サーバが管理するサブドメインを「自部門サブドメイン」と呼び、管理ドメイン作成時に、運用管理サーバの存在するサブネットを所属させて自動的に作成されます。
管理ドメインおよびサブドメインは、Windows OSのドメインとは関係ありません。
管理ドメインとサブドメインの概念図を“管理ドメインとサブドメインの概念図”および“管理ドメインとサブドメインの概念図(ツリーイメージ)”に示します。
図1.1 管理ドメインとサブドメインの概念図
図1.2 管理ドメインとサブドメインの概念図(ツリーイメージ)
Systemwalker Centric Managerは、部門管理サーバを設置することで、運用管理サーバの負荷を分散し、運用管理サーバと監視対象の部門間で発生する監視のためのトラフィックを軽減することができます。
したがって、Systemwalker Centric Managerのシステム構成を検討する場合は、管理ドメインとサブドメインの構成、すなわち、運用管理サーバや部門管理サーバの配置、ならびに運用管理サーバや各部門管理サーバが管理対象とするサブネットを検討する必要があります。