■機能概要
クラウド稼働管理では、クラウド環境からリソースの利用状況やサービスの稼働情報を収集し、一元管理します。
本機能で、クラウド利用者が利用するサービスの稼働状況の把握や、リソースの需要予測を行うことができます。
■収集できる情報
インストールレス型Agentの機能を使ってHTTP/HTTPS通信でリモートからクラウドサービスに接続し、クラウドリソースやクラウドサービスの情報を収集します。
収集できる性能情報は、監視対象のクラウドサービスによって異なります。
監視対象のクラウドサービスについて、収集できる情報は以下のとおりです。
クラウドサービス | 収集できる情報 |
---|---|
OpenStack Compute | OpenStack Computeからクラウド管理者が管理するComputeのリソース情報を収集します。 |
OpenStack Telemetry | OpenStack Telemetryからクラウド利用者が利用するサービスの稼働情報を収集します。 |
監視対象のクラウドサービスと収集・表示できる情報のイメージは、以下のとおりです。
■収集間隔
OpenStackの場合
OpenStack Computeの収集間隔は、5分です。
OpenStack Telemetryの収集間隔は、10分です。
■手順
インストールレス型Agentでクラウド稼働管理を行うための手順を説明します。
運用開始後に、被監視サービスの増減がある場合や、接続用のアカウント/パスワード、被監視サービスのIPアドレスなどを変更する場合は、上記手順を再度確認、実施してください。パスワードは変更せず、パスワードの有効期限を変更する場合は、「A.4 常駐プロセス、起動と停止」を参照して監視サーバ(Manager/Proxy Manager)のサービス/デーモンの再起動のみ行ってください。