運用管理サーバとそれが接続されているハブ間のLANケーブルを抜く、またはハブの動作異常(ハブの電源断含む)が発生した場合に、「od10937」という情報メッセージが出力されます。また、このとき運用管理サーバ上でSystemwalkerコンソールを起動していても、監視メッセージが通知されなくなります。
エラーメッセージ
OD: ERROR: od10937:Failed to connect to host(%s1),port(%s2). (%s3) |
[可変情報]
%s1:運用管理サーバのホスト名またはIPアドレス
%s2:接続先ポート(通常は8002)
%s3:詳細エラー情報
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L20以降
確認ポイント
運用管理サーバのメディア検出機能が有効になっていませんか。(確認方法は対処方法を参照してください)
原因
Windows 2000 Server以降に追加されたメディア検出機能により、LANケーブルの抜けや接続されているハブの異常が発生すると、対象のローカル エリア接続が自動的に無効状態となり、マシン内部の通信にも異常が発生します。
対処方法
以下の手順でメディア検出機能を無効にしてください。
運用管理サーバにAdministrator権限を持つアカウントでログインしてください。
レジストリエディタで以下のレジストリを編集してください。
キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters に以下の値を追加 |
値の名前: DisableDHCPMediaSense
値の種類: DWORD値
値のデータ: 1
(0:メディア検出機能有効、1:メディア検出機能無効)
補足:
標準では上記のレジストリ値は存在しません。存在しない場合はメディア検出機能が有効となります。
運用管理サーバのシステム(Windows)を再起動してください。
再起動後からメディア検出機能が無効となり、LANケーブルやハブの異常時にマシン内部の通信まで異常となることはなくなります。