対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:10.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Systemwalker Event Agent
Windows版:V10.0L20以降
Solaris版:10.1以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
原因
問題の被監視サーバで、[通信環境定義]ダイアログボックスの[自ホスト名]タブの定義が意図しないホスト名で設定されているため発生します。
対処方法
各サーバの[通信環境定義]ダイアログボックスの[自ホスト名]タブで定義された内容で使用するホスト名が変わります。該当するサーバの[通信環境定義]ダイアログボックスの[自ホスト名]タブの定義を変更してください。
以下の情報を参考にして意図した名前になるよう設定変更してください。
Windows版の場合
DNS
TCP/IPプロトコルのプロパティに定義されているホスト名にドメイン名を付加したものになります。
ホスト名
TCP/IPプロトコルのプロパティに定義されているホスト名になります。
ユーザ定義
定義された名前になります。
UNIX版の場合
DNS
uname -n で獲得できる名前にOSで設定されたドメイン名を付加したものになります。
[例]
uname -n がhostnameであり、/etc/resolv.confのdomainがco.jpのときはhostname.co.jpとなります
ホスト名
uname -nで獲得できる名前になります。
ユーザ定義
定義された名前になります。
また、監視マップへの登録が不要なノードであった場合、以下の手順でノード情報を削除してください。
登録不要なノードの[メッセージ送信先システム]の設定を解除してください。
[メッセージ送信先システム]に登録されていた上位サーバで、次のコマンドを実施してください(必要時接続で繋がっていた場合)。
Windows版の場合
V5.0L10またはV5.0L20の場合
opaconstat -d 登録不要なノードのホスト名 |
V5.0L30以降の場合
opaconstat -D 登録不要なノードのホスト名 |
UNIX版の場合
5.0または5.1の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D -n 登録不要なノードのホスト名 |
5.2以降の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 登録不要なノードのホスト名 |
Systemwalkerコンソールで、“登録不要なノードのホスト名”を削除してください。
注意事項
通信環境定義以外に、ユーザ定義を選択したサーバ、部門管理サーバ、および運用管理サーバのhostsに定義した名前を登録する必要があります。
運用管理サーバ、部門管理サーバ、および業務サーバのOSの名前解決方法と一致させてください。
イベント監視の機能にて、ポリシー定義に必要な情報の自動登録が実施され、未登録ノードでは新規にノードが生成され、既登録ノードでは各情報が更新されます。そのため、自動登録される情報と意図している情報(既登録情報)に差異がある場合は本現象が起こり得ます。
対処2
確認ポイント
同一ホスト名、または同一IPアドレスを持ったシステムが複数存在していませんか。
原因
同一ホスト名、または同一IPアドレスのシステムが存在する環境では、Systemwalker Centric Managerで管理している内部的な管理情報に矛盾が発生し、正しく監視ができません。
対処方法
ネットワーク全体で、一意のホスト名、IPアドレスとなるようにOS、ネットワークを設定してください。また、ホスト名については Systemwalker Centric Manager が意識するホスト名([通信環境定義]ダイアログボックスで設定ができます)を異なるように定義することで対処することもできます。