ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

12.2.1 SNMPエージェントが動作していないときの色(デフォルト:水色)でノードカラーが表示される

対象バージョンレベル

対処1

原因

監視対象機器でSNMPエージェントが動作していません。

対処方法

監視対象機器にSNMPエージェントをインストールするか、SNMPエージェント機能を有効にしてください。

対処2

確認ポイント

サブネット内に異常な応答を返すSNMPエージェントが動作しているノードがありますか。

サブネット内にあるSolaris 2.6 を導入したコンピュータに、以下のパッチ(xxは累積番号)が適用されているか確認してください。

対処方法

適用されていない場合は、上記のパッチを適用してください。

対処3

確認ポイント

該当ノードの代表インタフェースの設定は正しですか。以下の手順で確認してください。

  1. Systemwalkerコンソールで、該当ノードを選択します。

  2. [オブジェクト]メニューから[プロパティ](システム監視では、[ノード]メニューの[ノードのプロパティ])を選択します。

    →[ノードプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [インタフェース]タブを選択し、[代表]に“*”が正しく設定されているか確認します。

対処方法

代表インタフェースの設定が正しくない場合は、以下の手順を実施し、代表インタフェースを監視対象としたいインタフェースに変更してください。

  1. [Systemwalkerコンソール 業務監視](V10.0L21/10.1以前)またはSystemwalkerコンソール(V11.0L10/11.0以降)-[編集]を起動します。

  2. 該当ノードを選択します。

  3. [オブジェクト]メニューから[プロパティ]を選択します。

    →[ノードプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [インタフェース]タブを選択し、監視対象としたいインタフェースを代表に変更してください。

対処4

確認ポイント

監視対象機器で動作するSNMPエージェントで設定されているコミュニティ名と、ノード状態表示で送信するSNMP要求のコミュニティ名が一致していますか。

監視対象機器から「AuthenticationFailure」のSNMPトラップのイベントが通知されていませんか。

または、監視元サーバから以下のコマンドを実行し、“snmpget: Timeout”が表示されるか確認してください。表示された場合は、対処方法を実施してください。

対処方法

サブネットフォルダに定義されているSNMPコミュニティ名で、監視対象機器のSNMPエージェントへアクセスできるように、監視対象機器のSNMPコミュニティ名を変更してください。

サブネットフォルダに定義されているSNMPコミュニティ名は、以下の手順で参照できます。

  1. [Systemwalkerコンソール システム監視](V10.0L21/10.1以前)またはSystemwalkerコンソール(V11.0L10/11.0以降)で、対象のサブネットフォルダを選択します。

  2. [オブジェクト]メニューから[プロパティ]を選択します。

    →[フォルダプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [ネットワーク]タブを選択し、表示された[SNMPコミュニティ名]を参照します。

対処5

確認ポイント

監視元サーバより以下のコマンドを実行し、“NAME:ifOperStatus.*”が表示されるか確認してください。表示されない場合は、SNMPエージェントに問題があります。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpnetmgr\bin\snmpnext -a 監視機器のIPアドレス -m ifOperStatus -c コミュニティ名

※UNIX版で本コマンドは提供しておりません。

原因

監視対象機器のSNMPエージェントが正常に動作していません。

対処方法

MIB情報が取得できない原因をSNMPエージェントの提供元に問い合わせてください。

対処6

原因

プリンタ、電源装置、そのほかSNMPエージェントを搭載しているハード機器で、SNMPエージェントの仕様により、SNMPエージェントがインタフェース情報取得に必要な標準MIBが実装されていないため発生することがあります。

以下に示す必要な標準MIBが実装されていない可能性があります。

対処方法

SNMPエージェントの提供元に、必要な標準MIBをサポートしているか問い合わせてください。

対処7

確認ポイント

監視対象のSNMPエージェントの設定で、SNMP要求を許可するサーバのIPアドレスを限定しているかを確認してください。

また、監視サーバ側が、複数のインタフェースを持っているかを確認してください。

原因

監視サーバ側のインタフェースが複数存在する場合、監視時にどのインタフェースからSNMP要求を発行するかは、監視サーバ側のOS、およびネットワーク情報に依存します。監視対象ノードのSNMPエージェントのアクセス認証で、監視サーバ側のすべてのIPアドレスを指定し許可していない場合、指定されていない監視サーバのインタフェースからSNMP要求が送出されると、SNMPエージェントで破棄してしまう可能性があります。

対処方法

監視サーバに複数インタフェースがある場合は、監視対象ノード側のSNMPエージェントの設定で、すべてのIPアドレスを認証許可してください。

SNMPエージェントの設定方法については、各OS、ネットワーク機器のマニュアル・ヘルプを参照してください。