対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
確認ポイント
ノード検出を行ったサーバから、対象のノードに対して正しく名前解決を行えますか。
対象のノードに設定されているシステム名は正しく設定されていますか。
システム監視による自ホスト名の解決方法は妥当ですか。
原因
ノード検出を行ったサーバから、対象のノードに対して名前解決を行った結果と、対象のノード上で動作するシステム監視での名前解決の結果が異なっているために発生します。
対処方法
以下をお客様の運用に合わせて統一してください。
DNSによる名前解決
sysNameによる名前解決
システム監視による自ホスト名
確認手順を以下に示します。
ノード検出を行ったサーバ上で対象のノードに対する名前解決の結果を確認します。
例)
ノード名“name2.domain(IP:1.2.3.4)”に対する名前解決の結果を確認する場合
>nslookup 1.2.3.4 127.0.0.1 localhost |
この場合、DNSによる名前解決の結果とhostsファイルの定義が異なっているため、正しくノード検出を行うことができません。
手順1によって確認できた名前解決の結果と、対象のノードのシステム名が異なる場合、設定を見直す必要があります。
対象のノードに設定されているシステム名は、MIBオブジェクト“sysName”の値を取得し、確認してください。MIBオブジェクト“sysName”の値は以下の手順で取得します。
Systemwalkerコンソールより表示対象のノードを選択します。
[操作]メニューより、[指定オブジェクト]-[MIB情報の表示]-[MIBの取得]を選択します。
MIB名に“sysName”と入力し[リストへ追加]をクリックし、[取得]をクリックします。
手順1によって確認できた名前解決の結果と、システム監視による自ホスト名解決結果が異なる場合、設定を見直す必要があります。
システム監視による自ホスト名解決方法は以下の手順で確認します。
[Systemwalker Centric Manager]プログラムグループから[環境設定]フォルダを開き、[システム監視設定]を起動します。
確認するサーバのホスト名、および、サーバに対するユーザ名とパスワードを入力し[OK]をクリックします。
[通信環境定義]を起動します。
[自ホスト名]タブを選択します。