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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

9.6.28 アプリケーションが監視ログファイル設定に登録されているログへの書き込みに失敗する

対象バージョンレベル

確認ポイント

アプリケーションは、ログファイルを読み取り共有不可モードでオープンしていませんか。

原因

ログファイル監視機能は、読み書き共有可能モードでログファイルをオープンしています。しかし、ログを書き込むアプリケーションが読み取り共有不可モードでオープンする場合、ログファイル監視機能がファイルオープンしている間はオープンに失敗します。

対処方法

読み取り共有不可モードでオープンしているログファイルの監視はできません。アプリケーション側で読み取りが共有可能モードでオープンするようにしてください。

[参考]

ログファイル監視機能は、読み取りモードかつ、読み書き共有可能モード(WindowsAPIのCreateFile関数 GENERIC_READ,FILE_SHARE_READ,FILE_SHARE_WRITE)でオープンしています。このモードでファイルをオープンした場合に、後発のオープンが成功/失敗するパターンを以下の表に記載します。

アプリケーションのオープンモード

G_R
FS_R

G_R
FS_W

G_R
FS_R
FS_W

G_W
FS_R

G_W
FS_W

G_W
FS_R
FS_W

G_R
G_W
FS_R

G_R
G_W
FS_W

G_R
G_W
FS_R
FS_W

オープン成功→○

オープン失敗→×

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