対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
確認ポイント
アプリケーションは、ログファイルを読み取り共有不可モードでオープンしていませんか。
原因
ログファイル監視機能は、読み書き共有可能モードでログファイルをオープンしています。しかし、ログを書き込むアプリケーションが読み取り共有不可モードでオープンする場合、ログファイル監視機能がファイルオープンしている間はオープンに失敗します。
対処方法
読み取り共有不可モードでオープンしているログファイルの監視はできません。アプリケーション側で読み取りが共有可能モードでオープンするようにしてください。
[参考]
ログファイル監視機能は、読み取りモードかつ、読み書き共有可能モード(WindowsAPIのCreateFile関数 GENERIC_READ,FILE_SHARE_READ,FILE_SHARE_WRITE)でオープンしています。このモードでファイルをオープンした場合に、後発のオープンが成功/失敗するパターンを以下の表に記載します。
アプリケーションのオープンモード | G_R | G_R | G_R | G_W | G_W | G_W | G_R | G_R | G_R |
オープン成功→○ オープン失敗→× | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ |
G_R:GENERIC_READ
G_W:GENERIC_WRITE
FS_R: FILE_SHARE_READ
FS_W: FILE_SHARE_WRITE