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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

6.4 pcAnywhereが動作している環境で[Systemwalkerコンソール システム監視]が起動できない

対象バージョンレベル

確認ポイント

サービス一覧で、pcAnywhereが動作していますか。

原因

pcAnywhereと[Systemwalkerコンソール システム監視]は、どちらもDirectDrawを使用しており、起動時にDirectDrawのDLL(DDRAW.DLL)をロードし、初期化処理を行います。

この.DLLは初期化処理で、ロードされたプログラムの実行権限で排他資源(ミューテックス)を作成します。

pcAnywhereはサービスの実行権限であるLocalSystem権限で動作しており、ミューテックスはLocalSystem権限で作成されます。

一方、[Systemwalkerコンソール システム監視]は、OSにログインしたユーザの権限で動作するため、ミューテックスはOSにログインしたユーザの権限で作成します。

このため、pcAnywhereが動作している状態では、ミューテックスがすでにLocalSystem権限で作成されており、[Systemwalkerコンソール システム監視]を起動しても、OSのログインユーザの権限では、ミューテックスを作成することができず、[Systemwalkerコンソール システム監視]が起動できません。

対処方法

pcAnywhereのサービスの起動方法を“自動”から“手動”に変更し、[Systemwalkerコンソール システム監視]を起動してからpcAnywhereのサービスを起動してください。