対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10~V10.0L21
Solaris版:5.0~10.1
確認ポイント
サービス一覧で、pcAnywhereが動作していますか。
原因
pcAnywhereと[Systemwalkerコンソール システム監視]は、どちらもDirectDrawを使用しており、起動時にDirectDrawのDLL(DDRAW.DLL)をロードし、初期化処理を行います。
この.DLLは初期化処理で、ロードされたプログラムの実行権限で排他資源(ミューテックス)を作成します。
pcAnywhereはサービスの実行権限であるLocalSystem権限で動作しており、ミューテックスはLocalSystem権限で作成されます。
一方、[Systemwalkerコンソール システム監視]は、OSにログインしたユーザの権限で動作するため、ミューテックスはOSにログインしたユーザの権限で作成します。
このため、pcAnywhereが動作している状態では、ミューテックスがすでにLocalSystem権限で作成されており、[Systemwalkerコンソール システム監視]を起動しても、OSのログインユーザの権限では、ミューテックスを作成することができず、[Systemwalkerコンソール システム監視]が起動できません。
対処方法
pcAnywhereのサービスの起動方法を“自動”から“手動”に変更し、[Systemwalkerコンソール システム監視]を起動してからpcAnywhereのサービスを起動してください。